C'est la vie. (ページ24)

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それから、濵田さんとお互いことについて話した。

濵田さん曰く、こうやってボーッとすることはたまにあることらしい。

濵「ここまでになるのは、今まで無かったからちょっと焦ったわ」

なんて笑いながら言う。

中「……怖ないんですか？気付いたら知らんとこにいるわけでしょ」

濵「………………正直に言えば、びびったかな。気づいたら知らんとこにおったし。でも中間さんみたいなええ人にも出会えたから、怖くはないんかな」

濵田さんって強い人なんやと思う。

俺やったら、きっと怖くてずっとパニックになると思うから。

やからこそ、何か濵田さんの助けになれることでも出来たらええんやけど。

中「何か俺にできることってないですか？」

濵「え」

中「俺に出来ることがあれば力になりたいんです」

そういうと驚いた顔をする濵田さん。

濵「ほんと、助けてもらっただけでもありがたいんで」

中「でもまた、同じようなことがあれば困りません？」

だから、そんなことがあれば俺を頼って欲しいなんて。

濵「……ふふ、そんな真剣に俺の事考えてくれてる人初めてや」

負けました、なんて冗談っぽく笑う彼は、今までで最高の笑顔で。

濵「その代わり、他人に頼るってなると心苦しいから、友達になって貰えませんか」

そんなこと断る訳もなく、じゃあ濵ちゃんって呼ぶと言うと、呼び捨てで返ってくる。

中「……友達やし、もう時間も遅いから泊まってってや」

まだまだ友達として知りたいこともあるしなんて。

久々に明けて欲しくない夜を過ごした。

スーサヰド fin