待っててくれた人 ページ20
タカと別れてから走って帰ると、誰かが門の前で立っていた。
曜 「A…?」
えっ………?なんで、なんで…曜がいるの?
居るとは思ってなかったから、突然の曜に驚きを隠せない…。
曜が近づいてくる度、速まる鼓動。
嬉しすぎて、涙が出そう…。
A 「どうして…曜がいるの?」
曜 「会いたくて……。ごめん、突然すぎたよな。」
A 「ううん。すごく、嬉しい。」
タカとドライブしてる時も曜の顔ばかり浮かんでた。それほど、大好きな人…。
曜 「タカと居ったん…?」
A 「うん。海に行ったの。」
曜 「そっか。」
A 「どれくらい、待ってたの?」
曜 「3時間くらい?」
A 「えっ…嘘。風邪ひいちゃうよ。早く、入ろ!」
曜の冷えきった手を握って杏奈ちゃんの家に入った。
A 「ただいまー。」
曜 「ええの?」
A 「うん。」
杏奈 「お帰りー。…って、なんで柿谷……選手も居るん!?」
A 「ちょっとね。」
曜 「お邪魔します。」
杏奈 「もうー!彼氏、連れ込むんなら言うといてよ。掃除しといたのに。」
杏奈 「ちょっ…//杏奈ちゃん!」
曜 「www」
それから、曜にあったかいココアを出して、ご飯を一緒に食べた。杏奈ちゃんはサッカーに全く興味がないから、お酒ばっか飲んでた。
杏奈 「えーっと、柿谷さんでしたっけ……?」
曜 「A、杏奈ちゃん飲みすぎやない…?」
A 「杏奈ちゃん、もうストップしよ?」
杏奈 「やめへん!それよか、柿谷に言いたい事があんねん。ちゃんと、聞いとけ!」
ちょっ…!杏奈ちゃん、酔い過ぎてて怖いんですけど。
顔、真っ赤だし。そんな、酔っ払いのいとこの話も真剣に聞く曜。
曜 「なんでしょーか。」
杏奈 「Aとは、どーゆう関係なん?もし、もしもやで?遊びなら、うちは許さへん。」
A 「杏奈ちゃん!」
曜 「ええって。……遊びなんかじゃあらへん。」
『遊びなんかじゃあらへん。』
この言葉が、私の頭の中で何回も繰り返されてる。
本当……?遊びなんかじゃないの…?
遠かった曜の存在が、すごく近くにいる気がするのは私の錯覚?
曜の言ってくれた言葉が嬉しくて、涙が出そうだった。
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mia(プロフ) - くなさん» コメントありがとうございます(*´`) 読んでくれて嬉しいです。更新するので、待っててください~(^-^)/ (2014年1月10日 22時) (レス) id: ef9ddb51bf (このIDを非表示/違反報告)
くな - 更新をお願いします (2014年1月10日 21時) (レス) id: b3791e53b0 (このIDを非表示/違反報告)
chobi_* - miaさん» めっちゃ、これからが楽しみです!毎日見に来るようにします!更新頑張ってください(^_^)☆ (2013年10月29日 23時) (レス) id: 6ea1b5a5ce (このIDを非表示/違反報告)
mia(プロフ) - chobi_*さん» コメント、ありがとうございます!! 『君 のそばで』とは、違う曜ちゃんが書きたかったので 、作っちゃいました(笑) これから、頑張るので 読んで頂けると嬉しいです!! (2013年10月29日 23時) (レス) id: 2b31d1b0ea (このIDを非表示/違反報告)
chobi_* - はじめまして!これからどんどん面白くなっていきそうですね( ´ ▽ ` )ノ更新頑張ってください! (2013年10月29日 22時) (レス) id: 6ea1b5a5ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mia | 作成日時:2013年10月29日 22時