青空コントレイル

・ ページ25

.









登坂「それじゃあ亜嵐はまたあとで」







白濱「はい！行ってきます！」








ホテルからタクシーで那覇空港に到着した私達は

空港ロビーでわかれる。







これから客室乗務員のブリーフィングがあるらしく

先にバックヤードに向かった亜嵐くんを尻目に

私達はふらふらとお土産売り場を覗く。








登坂「あ、これ健ちゃん好きそう」







田崎「健ちゃん健ちゃんってお前はほんとに。

もう健二郎と付き合えよ」







登坂「はぁ！？絶対無理っす。

俺があんな堅物と付き合えるわけないでしょ、先輩」







そんな会話を聞きながら

片岡チームの皆さんにちんすこうを買って

携帯を操作する。







田崎「そろそろ行こうか？今日の天気はどう？」








私の携帯を覗き込んで聞く田崎さん。








「四国まではなんとか持ちこたえそうですが、

関西上空から雲行きが怪しいですね。風も少し強そうです」







私の携帯の天気図に表示された等圧線を

指でなぞった田崎さんがうん、と頷く。








田崎「ディスパッチャーと相談しよう」








田崎さんと登坂さんについてバックヤードに入る。

那覇は空港ロビーで働いてるスタッフ以外の

中で働いてる人もアロハシャツ着てるんだ〜








「敬浩さん、臣！！

おはようございます！久しぶりです！」







その中でひときわ目立つ黄色いパイナップルアロハを着た

目鼻立ちも目立つ人が田崎さんと登坂さんに声をかけた。








.

ディスパッチャーのお仕事→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す