アイドル科の表と裏。

sixth ページ8

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あれからしばらくして休み時間に入った。






真利奈「っ〜〜！ったく、なんなのよこれ…！！！
全然仕掛ける隙なんてないじゃない！！！」






広い女子トイレの中で荒々しく声を上げる真利奈。



幸い此処は廊下まで距離がある為、
真利奈の声は誰にも届かないであろう。






「話しかけようとしても嵐くんに先越されるし。





……もしかしてあれ、狙ってやってるの？」






彼の行動を振り返ると、
真利奈は苛立ちから疑問に考えが変わった。









「＿＿＿＿でも、だとしたら」







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“どうして真利奈の邪魔をするのか”






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そんな簡単な答えはすぐにわかった。






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「アイツを見るときの愛おしそうな目に行動…










！もしかして……、」








【答え】を解読できたと同時に、真利奈は目を大きく開く。








「っ…いや…！！嘘よ、こんなの嘘に決まってるわ！！！









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“嵐くんが成瀬Aに好意を抱いているなんて”









恋愛に関して真利奈は鋭いのか、
直ぐに見破ることができた。









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「っ……、まぁいいわ。1人駒は減ったけれど、

真利奈にはあの人さえ居れば…！！！！！」









気持ちを切り替えることができたのか、
ポジティブな真利奈はそういうと廊下に向かって歩き出した。









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「此処に居るといいなぁ…、






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瀬名泉くん…♪」









そう頰を赤く緩めながら呟く姿は、
まるで恋する乙女のようだった。

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1年生

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