アイドル科の表と裏。

ninth【佐野side】 ページ11

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真利奈「〜〜〜♪」






クソムカついた午前中最後の授業が終わり、待ちに待っていたこの昼休み…！




やっと、自由に行動できるときが来たわね♪







真利奈「(あのクラスは、まだ攻略が難しいけれど…
まだ初日だし焦ることないわ。)」







真利奈「＿＿＿まずは、味方を集めないと…！」






そう思うと、真利奈にとってのある“目的地”へと向かった。





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真利奈「……それにしても、」







そして、廊下を歩いていると何だか不思議な違和感を感じた。







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「……なんか、




＿＿＿昼休みなのに静かね。」






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誰かいないか、廊下を注意して歩いている真利奈。






普通、昼休みという時間であれば、
人1人ぐらい廊下で歩いているのが妥当でだろう。







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だが、教室を出てから真利奈は、
生徒に誰一人として会っていなかった。






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真利奈「(まぁ、“此処”はアイドル科……、



ほかと違うのは不思議ではない、か。)」





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でも、そんな言葉とは裏腹に、心の中でもしかしたら…という違う不安も想像できる。







だが、普通の学校とは違う学科のことを考えると、そんな不安は消えていった。






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真利奈「ん…？あれ、人がいる……って！？」






そんなことを考えながら、廊下の角を曲がると、何やら人影が１つ見えた。






チャンスだと思い、少しずつ近づいてみると真利奈にとって予想外の人物がそこに居た。






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泉「……待ってたよ、転校生。」






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その人物とは、真利奈が大好きで会いたかった瀬名泉くんだった。

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