に！ 続き ページ9
次の日。
私は猛烈な怒りと戦っていた。
馬鹿がリムルを貶しているからだ。
拳はキツく握りしめられ、赤い絨毯に血を垂らす。
「……ッ」
圧し殺した唸り声に隣を見るとシュナちゃんが馬鹿を睨み付けて怒りを堪えていた。
それを見てすっと怒りが落ち着いた。
無くなった訳じゃなくて燃え盛る炎から冷たい氷に変わった感じかな。
シュナちゃんが動き出す寸前に私が馬鹿に蹴りを食らわした。
馬鹿は吹っ飛ぶ。
「…………ねぇ、お前は誰に口をきいているの？？仮にも一国の王だよ？？どういう態度をとるのが正解か、乳飲み子でもわかる。それすらわからないの、あなたは？」
吹っ飛んだ馬鹿の髪を掴み上げて目線を合わせ笑顔で凄んだ。
馬鹿はあまりにも怖かったようで粗相をしていた。
……きったない。
「私
ごときを強調して格上だと言うことを植え付ける。
相手は口を金魚のようにパクパクとさせている。
「Aランクを倒した？？まぐれでしょう。もしくは魔素量だけ多い技術のない者だったのか。知らないけど……私はA+ランクらしいし、リムルはS位いってるんじゃないかな。私を倒せもしないのにリムルを倒す？……笑わせんな」
「リリィ、リリィ、どうどう」
「うぇいっ！落ち着いてるよ〜」
リムルに止められて手をヒラヒラさせて落ち着いてることを示す。
昨日も同じこと言われたよーな。
そう思いながら
リムルがじとっとした目で見てくるが目をそらして鳴らない口笛を鳴らす。
僕は悪くない。だから絶対にごめんなさいは言わない。言うもんか。
会議が終わったあとリムルにすごくお説教をされた。
「お前なぁ、やりすぎだろあれは！」
「そそそ、そんなことないもん？！ベニマル君がキレてたらあの場が蒸発してたよ？！熱で何もかも消えるよ？！！」
ベニマル君は斜め後ろでギクッというように肩をあげ、窓の方を向いた。
「なんだそれ！だいたいなぁ……」
「まぁまぁ。許してあげなさいよ。はじめまして、リリィさん。私はヒナタ・サカグチ。よろしくね」
「リリィ・シュネーです！よろしくお願いしますヒナタさん！」
話を軽やかにすり替えていく。リムルはまだ怒り足りないみたいだけど何とか誤魔化せた！
そのあとたくさんヒナタさんと話して仲良しになりましたとさ。
おしまい。
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まっころん(プロフ) - あおさん» ありがとうございます！今は諸事情により更新を停止している状態ですが、待っていていただけると幸いです！ (2020年8月6日 22時) (
レス) id: e0298bbebe (このIDを非表示/違反報告)
あお - 面白いです。応援してます。 (2020年8月6日 19時) (レス) id: af729b494b (このIDを非表示/違反報告)
まっころん(プロフ) - 申し訳ありませんでした。すぐに移動させてもらいますね！ (2019年9月14日 15時) (レス) id: e0298bbebe (このIDを非表示/違反報告)
ココロノオト(プロフ) - はい！すみません！ (2019年9月14日 11時) (レス) id: 02837942e8 (このIDを非表示/違反報告)
グリノワ(プロフ) - あの、コメント欄で会話をされると、占いツクール自体に負担がかかるのでボードに移動してもらってもよろしいでしょうか？お楽しみのところ申し訳ありませんでした。 (2019年9月14日 11時) (レス) id: 542ea26681 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まっころん x他1人 | 作成日時：2019年6月30日 20時
