に！ 番外編 ページ8
私はある日、リムルに連れられてイングラシア王国に行った。
そこはとても栄えていて、軽やかな音楽が聴こえてきそうなほどに明るかった。
私は難しい＿＿それほど難しいとは感じないが＿＿話には加わらずシュナちゃんと一緒に服を見たり、リムルに服を買ってもらって二人盛り上がったりしていた。
「シュナーリリィー行くぞ」
「あっ、はーい！」
「ただいま！」
リムルに急かされ、小走りでみんなに追い付く。
目の前には前世のケーキ屋そっくりの建物があった。
と、いうか……
ケーキのような甘い良い臭いもするよ？！
「そうだ、リリィ、ケーキだ」
「……っ！やっぱり！」
にやっと笑ったリムルに言われ思わず叫ぶ。
慌てて肩をすぼめたけれど周りの人はあまり気にしないようだ。
「けぇき？」
シュナちゃんは何か分からないようで首をかしげている。
可愛くて抱き締めそうになるのを我慢しながら教えてあげる。
「甘くて美味しい“元”私達の世界のお菓子だよ」
「そうなのですか……」
お菓子と聞いてシュナちゃんは少し顔を輝かせた。
「可愛い〜！」
今度こそ抱きしめてしまった。
だってシュナちゃん可愛いんだもん！
中に入ると更に甘い臭いが強くなった。
「あ、ショートケーキ！ガトーショコラ、マカロンー！！」
久々に見る洋菓子の数々にテンションが上がって尻尾がパタパタ揺れる。
「リリィ、リリィ、どうどう」
「ごめんなせぇ」
リムルにたしなめられ尻尾を大人しく止める。
同時にリムルの意図を察してシュナちゃんに目をやる。
シュナちゃんは、ん？と首をかしげていた。
やだ可愛い。
「シュナ、これマジで上手いから。ここに滞在中は、好きなだけ食べてくれていい。なので、出来るだけ味を覚えてくれ」
まだシュナちゃんは戸惑っているが大人しくオーソドックスなショートケーキを食べ始めた。
そしてリムルの目を見つめて強くうなずいた。
あとは一心不乱にケーキを食べ続けた。
もう大丈夫だね！
リムルと目を合わせて強くうなずいて私達もケーキを美味しく食べたのだった。
ごちそうさまです！
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まっころん(プロフ) - あおさん» ありがとうございます！今は諸事情により更新を停止している状態ですが、待っていていただけると幸いです！ (2020年8月6日 22時) (
レス) id: e0298bbebe (このIDを非表示/違反報告)
あお - 面白いです。応援してます。 (2020年8月6日 19時) (レス) id: af729b494b (このIDを非表示/違反報告)
まっころん(プロフ) - 申し訳ありませんでした。すぐに移動させてもらいますね！ (2019年9月14日 15時) (レス) id: e0298bbebe (このIDを非表示/違反報告)
ココロノオト(プロフ) - はい！すみません！ (2019年9月14日 11時) (レス) id: 02837942e8 (このIDを非表示/違反報告)
グリノワ(プロフ) - あの、コメント欄で会話をされると、占いツクール自体に負担がかかるのでボードに移動してもらってもよろしいでしょうか？お楽しみのところ申し訳ありませんでした。 (2019年9月14日 11時) (レス) id: 542ea26681 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まっころん x他1人 | 作成日時：2019年6月30日 20時
