愛されるもの ページ4
私が目覚めてから一週間。ヴェルドラとも会って、その存在感の大きさに圧倒された。
まあ本人は「我の事はヴェルドラと呼ぶがいい！リムルのおもへぶっ!」と何か言おうとしてリムルに怒られていた。
あと何か種族が神獣になってた。リムル曰く「俺の魔王化が関係してるんじゃないか?皆進化したし」らしい。へー
…と言うのは案外些事で。
本命本題の出来事は、これ。
「百合ーー!!!」
「ぎやああっっ！！来るな変態いいっ!」
私の姉、雪中優愛と再会したのだ。
なんか変態に磨きがかかってたけど!
私と同じ狐の『神獣』になってたけど!
黒色だった!
「今日も可愛い私の天使ーっ!」
「離れろおおっ!」
極めつけに私と同じ芸妓だけど!!!
皆は微笑ましそうに見てるけど止めて!
「落ち着け、優愛。リリィが折れる」
「リムルぅー!」
力が緩くなった隙をついて抜け出しリムルに飛び付く。
「えー!そんなことないですー!でも、わかりました!」
「うむ」
ホッとしてリムルから離れて軽くお礼を言ったあとシュナちゃん達の所に遊びに行こうとした。
ら、引き留められた。
「あ、待って、あのさ…」
珍しくリムルはいいよどむ。いつの間にか誰も周りにはいなくなっていた。
「ん?」
「あ、いや、森に行こう!見せたい場所があるんだ!」
「いいけど?」
腕を引かれるがままに歩いた。
ついたのは＿
「わぁぁ…忘れな草?綺麗!」
忘れな草の花畑!花言葉はえっと
『私を忘れないで』『真実の愛』だっけ。
前世の私は本が大好きで、何でも読んだ。図鑑も例外ではない。
「散歩してたら見つけたんだ。…なぁリリィ」
「なぁに?」
「…『月が綺麗ですね』」
っ?
今はお昼で、当然ながら月なんて出ていない。
ええと、つまり…?
顔が熱くなるのを感じる。
「…『今にも手が届きそうですね』」
「…!嫌だったら後で怒って良いから」
そう言ってリムルは私のそばに座って………
「っ！」
私に接吻をした。
離れたリムルは赤くなった顔で微笑みながら言った。
「リリィ、好きだ」
「〜っ!ズルいっ!…私も」
リムルの肩に頭を押し当てて唸るように返事をする。
「そっか。良かった…リリィ、大好きだ」
「まだ言うか！？っ…リムル、大好きよ」
「好き」
「うん」
「大好きだ」
「私もだよ」
私達は額をぶつけ合って囁き続けた。
私は、『
『
fin＿?
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 45人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まっころん(プロフ) - あおさん» ありがとうございます！今は諸事情により更新を停止している状態ですが、待っていていただけると幸いです！ (2020年8月6日 22時) (
レス) id: e0298bbebe (このIDを非表示/違反報告)
あお - 面白いです。応援してます。 (2020年8月6日 19時) (レス) id: af729b494b (このIDを非表示/違反報告)
まっころん(プロフ) - 申し訳ありませんでした。すぐに移動させてもらいますね！ (2019年9月14日 15時) (レス) id: e0298bbebe (このIDを非表示/違反報告)
ココロノオト(プロフ) - はい！すみません！ (2019年9月14日 11時) (レス) id: 02837942e8 (このIDを非表示/違反報告)
グリノワ(プロフ) - あの、コメント欄で会話をされると、占いツクール自体に負担がかかるのでボードに移動してもらってもよろしいでしょうか？お楽しみのところ申し訳ありませんでした。 (2019年9月14日 11時) (レス) id: 542ea26681 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まっころん x他1人 | 作成日時：2019年6月30日 20時
