【進撃の巨人】彼等が始めた物語 (ページ34)

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surprise. ページ34

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リヴァイは硬直して暫く経つと据わった目で俺を見て負傷している足も構わず近づいてきた

｢り、ゔぁ…んっ｣

彼の名前を呼び始めるのと
彼が右手を俺の後頭部に持ってきて前に押し出し、唇を重ねるのはそんなに時間差はなかったと思う。

結構長い間その状態で
こいつしつけぇと思って押したりしてみる

息続かなくて口開けたら舌まで入ってくる始末

｢んんっぅ、っ｣

やっと離れた、と思った頃には多分凄く惚けた顔をしてたかもしれない

｢ふっ、可愛いとこあんじゃねぇか｣

｢…てめぇ、まじで殴る｣

右手を固く結び彼に向け勢いよく放ったつもりが彼は片手で止め、そのまま俺の重心を自らの方へ傾けた

｢ぅおぁ、｣

｢今ので分かったんじゃねぇのか｣

あ、成程

｢……嫌ではなかった｣

嫌ではなかった、だから性的好意をもっているという意味合いで言ってみる

彼から好いといて無いとは思うがもし拒絶された時に立ち直れそうな気がしないので、遠回しになってしまった

｢そうか｣

言葉だけ聞けば冷たいが、久しぶりに見たと思う

リヴァイの安心した様な笑った顔