zanpai. ページ24
＿_
「ほぼ終わりました。
回収不能が…5体ほどありましたが…」
「一部でも、無理か？」
「巨人のせいで回収できないもの以外は…。
あんなのは、むしろ持ち帰らない方が、遺族のためかと…。」
「…行方不明で処理しろ。」
結果は惨敗。
何ならエレンまで持ってかれそうになる始末。
「はい。
巨人は森の周辺で数体ほど確認しましたが
こちらに向かってくるものはまだ居ません」
｢直ちに移動だ。各班に伝えろ」
「はい、」
「納得いきません！！！エルヴィン団長！！」
「おぉ、おい！お前、」
「回収すべきです！
イヴァンの死体はすぐ目の前にあったのに！！」
「巨人がすぐそこにいただろう！
二次被害になる恐れがある！！」
「襲ってきたら、倒せばいいではありませんか！！」
そういうのは倒せるやつが言うのである。
「イヴァンは、同郷で幼なじみなんです！
あいつの親も知っています…、せめて連れて帰ってやりたいんです！！」
「我儘を言うな！」
流石に煩い
「うるせぇ」
声に出てたようで、空気が凍った
どう弁解するかと考えていたらリヴァイが入ってきたので助かった。
「餓鬼の喧嘩か。」
「リヴァイ兵長…ギル副団長…」
「死亡を確認したならそれで充分だろ。
遺体があろうがなかろうが
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿死亡は死亡だ。」
今、彼は俺の目をちらっと見てから言った。
彼が俺の心を読む合図
その趣味はとっくに飽きたものだと…
「そ、んな…」
「イヴァン達は行方不明として処理する。
これは決定事項だ。」
「諦めろ。」
「お、…御三方には、
人間らしい気持ちというものがないのですかァ！！！？」
「おい！！ディータ！！言葉がすぎるぞ！」
人間らしい気持ち……か
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 5人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：沖田 | 作成日時：2021年3月22日 19時
