ねぇ、助けて神様…【刀剣乱舞】

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……よし、全部読み終わった。
仕事も終わったし、
資料に記入することも終わったので後は担当者に渡すのみだ。


窓からの暖かい日差しが私を照らす。


……え…朝………？


『今日…何日……！？』


気づいたら私が来た日から3日経っていた。


つまり、淡々と資料を読んでいたという事だ。


……資料は全て記憶した。今の事態も、皆の名前も、ここがなんの為にあるのか…等を全て。


ここまで出来たのは食料があったし、
厠はすぐ近くだったので困らなかったが……


『………お風呂に入りたい……』


問題はそこだ。なんとしても入りたい。


『……早朝だし誰もいませんよね。』


幸運にも壁に本丸の地図が貼ってある
遠い。遠いが、急いで行動しないと…見つかってしまう。


『…よし。』

地図を覚えて、素早くお風呂向かった。



……




…ｶﾎﾟｰﾝ

という音が響く。


『……うーん………』


背伸びをしながら湯に浸る。


幸い、誰にも会わなかった。


…けれど早く出なければ。


油断はできない。


数分後、私はお風呂から出て急いで着替え、部屋に戻った。


だけど……本当に人…刀剣男士に会わない。


70近くこの本丸に刀剣男士が居るというのに静かすぎる。


会うのを避けているのだろうか。


…けれど、そんなことはいい。仕事に戻ろう。


…いや、仕事はもう終わってしまったか。


担当者に渡そう…えっと……



へし切長谷部…様。



部屋までこの資料を届けなきゃ……。


『…よっ…と。』


両手いっぱいの資料を持つ。少しでも人がぶつかれば落としてしまいそうなぐらい。


廊下に一歩でた。

が、

『……お、重い……。』



｢手伝うぞ。｣


不意に言葉をかけられた。



『……貴方は？』


驚いて倒れそうになった。


｢…へし切長谷部だ。誰までに持って行くんだ。｣


『丁度…良かった……。貴方様に…これを……。』


と資料を差し出した。


｢…俺に？｣


とても驚いて固まった。


｢……そ、それにお前こそ誰だ…！｣


そして、警戒されてしまった。


『…ここの元審神者の妹…です。』


｢元審神者…妹……？｣


『そして…姉は…審神者は降りました。…一応私が…ここの審神者……です…。』


｢…………｣


更に固まった気がする。


『…す、すみません。余計なことをしてしまいましたか……？』



｢………主………｣


『…はい。』


｢…貴方はなんと素晴らしい方なのでしょうか！！？｣



｢……はい……？｣

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