【文スト】森鴎外を攻略します。

首領25話 ページ26

貴女side


【ﾋｸｯ…うぅ…ママァ！パパァ！
何処なの！？


やだよA1人は…】



『嫌だ……ﾊｯ…なに、ここ』




暗い…何処よ此処


にしても妙に現実感がないような


『ゆ、夢のなか…だったりして、へへっ』



ｷﾞｭﾑｯ



『い、痛い…じゃあ違うの？

だ、誰かー？いないのー？』





はい返事なしぼっち確定
笑えよコノヤロウ


グイッ




【おねぇちゃん】




『え？……な、なんで』





【こんな所でどうしたの？】




昔の私？


って、さっきまで暗かったのに此処って




まるであの日の光景と同じ…



【？、お姉ちゃん怪我してるの？】




『え、あ、だ、大丈夫…よ、大したことないわ』



【でも血が出てる…あ、そうだ！
Aのお父さんね？お医者さんなの！怪我治してあげる！着いてきて！】



グイッ



『あ！ち、ちょっと！！』



何がどうなってんの？！
てゆーか一番嫌な記憶がなんで

思い出したくないあの忌々しい思い出




私は今日この夜に

何者かに親とまだ2歳の弟を殺された
復讐を誓ってこのポートマフィアに入った私は
いつの間にはそんなことも忘れてた仕事とか
首領に夢中になっていた


なのにっ、忘れようと思ってたのにｯ



『どうしてｯ』



【どうしたの？痛いの？】



『な、なんでもないよ』ﾆｺｯ



なんか、小さい私と話してるなんて

変な気分





「…！！ｯ…ーｯ！！」




ん？

ﾌｲｯ




【おねぇちゃん？】



『誰かに呼ばれてるような…』



グイッ


『わっ』



【早く！！怪我見てもらお？】



『べ、別にこんなの大したことないのに…』



【ほら！】



『分かったからそんなに急がさないで！』



ﾀﾀﾀﾀﾀｯ





ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


森「松尾君！！」



医師「首領！」



森「状況は…ｯ」



医師「外傷は少ないのですが
松尾さん直属の部下によると水の異能力者に何か煙を吸わされた様なのですがいくら拷問しようと口を全く開かないので治療法を解明出来ず、手の施しようが…」



森「……その異能力者は？」



医師「地下の拷問部屋に、中原幹部もそこに」



森「…私も行こう私が拷問部屋に入ったら中原君は部屋から出してくれ給え…いいね？」ｷﾞﾛｯ




医師「は、…はい！」汗

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