【文スト】森鴎外を攻略します。

首領16話 ページ17

貴女side


首領…


私は最後まで貴方に慕えることが出来て嬉しかったです




ん？にしても一向に痛みが来ない…なんで？

まさか私は無痛の能力を手に入れたのでは？





森「何時までその顔してるんだい君」




『な、…な、ぜ』




本来なら私の首が切られてるはずなのに


出ている血は私からではなく、首領の手首からだった





『首領！！今すぐ治療をｯ…き、救急箱』ﾊﾟｼﾝｯ




えっ…



森「触らないでくれるかな」




ズキッ




『し、失礼…しました』





そうだよね、私みたいな下の者が
触れること自体違うよね




森「いや、バイ菌入っちゃうし触ったらダメだから普通」




『え』



森「え？」




『えっ…えー？』ﾌﾞﾜｧｯ





森「！？、え、なんで泣いてるの」





『もう嫌いです』




森「急な嫌い発言」




『嘘ですやっぱり好きです』




森「うん？」




いや、いやいやいや



『理由は後で聞きますのでとりあえず医療班呼んできます』




森「有難う」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


『で、本題なのですが首領』




森「ねぇエリスちゃーんこの服とこの服どれがいい？？」



エリス「どれも嫌！」



森「そんなぁ〜」




『そんなぁ〜じゃないですよ首領
何故私の首を飛ばさなかったのですか』




森「…まぁ、元々は私の責任だからね
私が仲のいい君達を引き裂いた
そりゃ仕事にも支障が出るよ」




『この世界で生きていくと決めた身
勝手な私情が命取りになるのは100も承知です』




森「でも私は悪いことをしてしまった」




『マフィアはマフィアらしく死ぬのが当たり前なのです』




森「太宰君も居なくなってしまったしこれ以上人材が減るのは何とも言えなくてね」




『他にも優秀な部下は居ます』




森「君あー言えばこー言うね」




『貴方もですよ』




森「殺したくなかったから殺さなかったそれだけさ」




『辞めてください照れます』




森「何処に照れる要素があったんだろー？
コホンッ取り敢えず次からは気持ち切り替えてね」





『…はい、失礼しました』




何か知らんが
首領のあの手を払いのけた感触



『た、たまらぁん…』




お手手とお手手がチューしたよー！！！！！！
初キス記念日だ！！！

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