【FGO】私が歴史を救います【刀剣】

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世界救って半月程、魔術協会を間接的に日本の政府からの依頼が届いた

｢確かにさー、世界救ったよ?｣

祖国特有の桃色の桜の景色を眺めながら彼女は呟く

｢めちゃくちゃ大変だったし辛い事もあったよ｣

目を閉じると、あの頃の記憶がはっきりと蘇る

始まりは燃え盛る炎

旗を振り鼓舞する聖女

母国の為に戦う皇帝

海上で夢追う女海賊

魔霧都市での叛逆の騎士

広大な土地での出会いと別れ

全力で行いを阻止した円卓の頂点

黄金に輝く素晴らしい王様

(………ウルクはここに健在です)

────そして、時間の狭間の神殿

｢まさか歴史を救えとかこの世界、大丈夫なんかな｣

遠い目をしながら傍に誰も居ないのに不満げに溜め息をこぼす

｢一般市民に何求めてんの、祖国のお偉いさんは｣

紅葉色の髪を靡かせて彼女は前へ進み、静かに零したため息は春の風へと消えてゆく

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FGO×刀剣乱舞クロスオーバー作品
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※執筆状態：連載中