降谷姉の囚われの日々【降谷零】

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安室side



_____赤井が運び屋から情報を得て、コナン灰原から薬について聞いた日の翌日。



「で、運び屋の特定はできたがジンの先までは突き止めれなかったと」




「……すまない。」



警察庁内の小会議室でFBIと公安が集まる。
これは十分公安案件なので、総勢力で動いている。指揮官は僕、降谷零に託された。
黒田管理官直々の命だった。
もちろん、受けるしかないだろ。




「いえ、姉のいる場所が東京だとわかっただけでだいぶ楽になりました。

A班は監視カメラの映像を徹底的に洗え。
B班はカジノ周囲の聞き込みだ。行ってこい」




「はっ！」



威勢のいい公安の返事が響く。



中にいるのはFBI(赤井、ジョディ、キャメル)と安室の4人となった。




「本当に感謝しています。

バーボンとしてでは得られない情報でした。」




「あぁそのようだ。

ジンはよっぽど彼女に執着しているらしいな」




…その通りだ。
正直ジンが1人の女、姉さんを手に入れるために薬まで使うとは思ってなかった。



「まぁ…昔から姉さんは異常に人に好かれやすかったですから。」



「それは…納得だな」




いや、もう本当異常に好かれてた。

僕は子どものころ髪の色をいじられたが、姉さんはそんなところを見たことがない。

むしろ綺麗だ、羨ましいとさえ言われていた気がする。

…あの時初めて世の中不公平だと感じた。




「それでは、作戦を練っておきましょうか。



居場所が特定したときのプランを」

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