降谷姉の弟に会えない日々【降谷零】

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ポアロに行くまで道でいろんな事を聞いた。

米花町は治安が悪いだとかコナンくんと一緒にいると必ず事件が起きるとか、


その話を突き詰めて聞いていくと、コナンくんがいるからか治安が悪いのでは？と思ってしまった。

それともう一つ。ポアロにとってもかっこいい店員さんがいるらしい。名前はアムロさん。
かっこよくて優しい、容姿端麗とは彼の為にある。まさにそんな感じで熱弁された。

子供達からの信頼も厚いらしくちょっと羨ましい…。



そして今、目の前にポアロがある。
まだ開店したばっかなのか客はおらず、私たちの貸切になりそうだ。



ドアを開けようとするとコナンくんの顔が目に入った。



「コナンくん？どうしてそんなに楽しそうな顔をしているの？」



不気味だよ？という言葉は飲み込んだ。



「ううん！なんでもない！」



あ、かわいい。さっきの不気味だよ発言は取り消し！
ドアを開け、店内に入る。



「いらっしゃいませー………」







…………え。



「安室さん！こんにちは！」



「こんにちは」



呆然と立ち尽くす私の前で子供達と談笑を始めるアムロさん



いや、






「………れー………くん？」





私の7年会えてない弟。

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