転生したら金持ちのご令嬢で隣人が中也さんだった話。

寂しがりや ページ36

「寒ィ…」



ベッドの上で中也は寒そうに体を縮こまった。



「毛布持ってくるね。マスクも。


ほらベッドで掛け布団を全身にかけて、あったかくしてれば大丈夫」



毛布は…確か私の部屋にお客さん用のものがあるはず…



「中也、すぐ戻ってくるから、1分でくるから待ってて」



「………10秒」



！？
ワガママか中也！？



「ん〜…！頑張る！」



10秒で持ってこなくては！
中也が死んでしまうかもしれぬ！

秒で自分の家に戻り



「おりゃぁぁあ！！」
(自宅で毛布探し中)



秒で中也の部屋に来ました(



「はい！
まず毛布を掛け布団の下にかけて…


うん、これで大丈夫！もうあったかいよ〜」



ポンポンと掛け布団の上を優しく撫でた。
中也は未だに身震いをして、だいぶ冷えているようだ。



「…加湿器もつけとくね。
暖房も一応。」



乾燥したら喉がやられやすい。
加湿器があってよかったー…



「中也、1人でも寝れそう？」



「…………ねれ…る」



あ、そっぽ向いた。
案外寂しがりやなのかな。



「私も寝るね。中也の側、なんか安心できるから」



中也の手がすぐそこにあったから触れてみるとやっぱり冷たかった。

ぎゅっと握って熱を送る。



「…良くなるといいね」



「……っ…！」



中也がこんな姿になってしまう任務…ポートマフィアって結構大変なのね…

2回目→←倒れる中也

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