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太宰夫妻 ページ2

-米花町にある某ホテル-


外からは小鳥のさえずり。

カーテンの隙間からは眩しい日光。

そして寝ている旦那さん。



今日も素敵な朝。



「おはよう治さん」


「………」



…一向に起きる気配がしない。
旦那さんは掛け布団を頭から足までしっかり被っている。窒息死の自 殺法でも試してるの?



「おーさーむーさーん」



「んー…」


グイグイと掛け布団を引っ張る。
中からは可愛らしい声。



「起きてよー?

今から米花町行くんだから…電車遅れちゃうよ?」



すると治さんの顔がむくっと出てきた。
うわぁ…すごくめんどくさそうな顔してる。



「午後でもいいじゃない…どうせ書類届けるだけでしょう?」


いやだ、めんどくさいこの人…



「探偵社のみんなは今多忙だから早く帰ってあげないといけないでしょ!ていうか本来は昨日届けるはずだったのに!ほら起きなさい」



そう本当なら今日はもう横浜に帰る予定だ。なのに治さんが「いい川だね」と言ったあと川に飛び込んだせいで結局仕事をせずホテルに泊まることになったのだ。

もちろん

「治さんが川に流れてしまったせいで毛利探偵事務所に行けませんでした。あと1日米花町にいます、すみません」

と報告したら国木田さんに怒られた。



「仕方ないなぁ…私のお嫁さんは仕事の鬼だ」



「横浜にいる皆と比べたらこんな情報運び仕事のうちにも入りません。
朝ごはん食べてさっさと行きましょ?包帯無駄遣い男の旦那さん?」



よし、やっと治さんが動いた!
今日で横浜に帰れそうかな。




「ほら行きますよー」



「はぁい」



「毛利探偵事務所へ」

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研磨が今日も尊い - マフィアと黒ずくめが戦ったら余裕でマフィアが勝つ妄想をしてた (2019年4月28日 23時) (レス) id: 9302f4ea83 (このIDを非表示/違反報告)
とう(プロフ) - しのはらさん» いえいえ!作者様のペースで頑張ってください! (2018年5月27日 16時) (レス) id: cb63dd0036 (このIDを非表示/違反報告)
しのはら(プロフ) - とうさん» ありがとうございます!更新…遅くて申し訳ないです。これからもこの作品を宜しくお願いします! (2018年5月27日 16時) (レス) id: e60cfd6252 (このIDを非表示/違反報告)
とう(プロフ) - すっごい面白いです…!更新楽しみにしてます、これからも応援してます〜! (2018年5月26日 16時) (レス) id: cb63dd0036 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - いいなー見たかった(´;ω;`) (2018年5月6日 9時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しのはら | 作成日時:2018年4月7日 13時

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