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どうして火曜日？
過ぎ行く街の景色を眺めながら考えていると阿部さんは赤信号で止まった時に私の方を見た。
「？どうされましたか」
「いや、無言だから何か嫌だったかなぁって」
「いいえ。
あの、どうして火曜日なんですか？」
「え？あー、ん」
前の方を向いて青信号になった為運転をする阿部さん
はぐらかされた
仕方ないかと思い窓の方を向こうとしたら声がした。
「ドラマでさ火曜日って」
「……あ、もしかして」
「…どうですか？」
あの有名なドラマか
耳が真っ赤になっているのが分かる。
「…かわいい」
小さく呟く
車の音で掻き消されるだろう
火曜日はじゃあご褒美の日ということかな
凄く楽しみになったな
少しして車はマンションの駐車場へと止まった。
何処だろうかここ
「着いた」
「何処ですか？ここ」
「ここは俺の家がありますね」
家
家？？
「…っ、待って下さい」
「何？心の準備？？」
「…予想だにしてないことで。」
暑くなる顔を手のひらで隠す
第一落ち着け
別に今日泊まるとか決まってない。
もしかしたら家に行くだけとか
すると阿部さんは座席を動かして後ろに座っていた私の方へ手を伸ばして触れた。
「可愛いって言った罰だよ。ばーか」
「、まさか」
「君の方が可愛いよ？」
「聞こえてたんですか？」
「さぁ、どうでしょう」
クスクス笑う阿部さん
なんかイタズラっ子の顔してる
こういう時どうすればいい
なんか狼と赤ずきんというか
左手で隠れてドアノブに触れてカチャとドアを開けると私は急いで車から出た。
どうしよう
好きだからこそ
彼の事かっこいいって思う程そばに居ると苦しくなる。
「待った！どこ行くの」
「、ついてこないで下さい！」
「はぁ？！苦しいぐらい好きなのに捕まえない訳が無いじゃん！」
「だ、だから来ないで下さいよ！」
後ろを振り向いて叫ぶと阿部さんは私の腕を掴み抱きしめた。
苦しいぐらい好きなのに
同じ意味なのに
「俺も苦しいよ？」
「……苦しいなら…」
「でも、3ヶ月間君と離れたけど
離れた方がもっと苦しいって分かったから
だったら、そばに居て苦しい方が俺は良い」
髪を撫でる手が顎の方へとおりてくる
目が合えば何かの合図なのか
「…この先進んでもいいですか？」
私は1度だけ下を向いて頷いた。
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ハル春(プロフ) - 綺音さん» コメントありがとうございます！返信が遅くなってしまいすみません。頭から離れなくなってしまったのですか！？どうしましょう。カッコよく書けているのか不安だったのですが綺音様のコメントを見て凄く嬉しく思いました。ありがとうございます。 (2022年4月6日 3時) (
レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - Harukaさん» コメントありがとうございます！返信が遅くなってしまいすみません。やっと移行や話が少しずつ進んできました。1番大好きなお話と言って下さりとても嬉しいです。これからは更新頻度が上がると思います。これからも頑張っていきますね！ (2022年4月6日 3時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
綺音(プロフ) - この話を読んで阿部ちゃんが大好きになってしまいました。兼ねてから宮舘涼太が大好きでしたがもう阿部ちゃんが、頭から離れません。。。。 (2022年1月28日 1時) (レス) @page48 id: cd7bb3faa5 (このIDを非表示/違反報告)
Haruka - このお話が一番大好きで今一番更新されるのが楽しみなのもこのお話です！なので更新してくださって嬉しいです！また更新待ってます！ (2022年1月28日 0時) (レス) id: 83280cc868 (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - さくらさん» コメントありがとうございます！素敵な作品とは、とても嬉しいお言葉です。最近は更新が不定期なのでご迷惑をおかけしてすみません。かっこよく書けているか不安で何度も書いては消してを繰り返していますがこれからも頑張っていきますね。ありがとうございます！ (2021年12月22日 0時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハル春
| 作成日時：2021年9月2日 23時
