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総務からお知らせという紙がきた。
ごみ収集の場所から割れたコップが見つかったと
分別しっかりして下さい。
というような内容のことが書いてあった
その紙を見て皆がヒソヒソと話すのでよく見ると写真が1枚貼ってありそこには私の無くなったはずのコップが粉々に砕かれていた。
…そういう事か
「ねぇ、あのコップさ。笹垣さんのだよね？」
「…無くなったので探していたのですがまさか」
「無くなったって貴方が捨てたんでしょ？」
乙木さんがそう詰め寄ってきたので黙って彼女の方を見ると怒った口調で言われた。
「何？その目」
「……いいえ。何も」
「…あの人に好かれようとするからこうなるのよ」
小さな声だから周りには聞こえない
やっぱりこの人だったんだ
先輩だし何も言えなくて黙っていると間にぬっと男性が入ってきた。
「はいはい、ストップストッープ」
「何？」
「もう、乙木姉さん！何？じゃないですよぉ
大丈夫やった？」
関西弁だ
問いに頷くとその人は乙木さんに「めっ」と言いながら「喧嘩はダメですよ」と言って場の雰囲気を和ませていた。
この人確か総務の
「康二、何してんの？」
「阿部ちゃーん。
ふっかさんがこの子と話したいって」
この子と言った時私の方を見たので私なのだと気づいた。
すると阿部さんは私たちの所に来て私の前に立った。
「なんで？」
「なんで？ってなんか話したいって」
「この子がするわけない。」
「まぁまぁ阿部ちゃん、まだ分からんことやし」
「ふっかやどこの誰よりも俺が知ってる。
この子がこういうのするわけないって
仮にこの子のコップでもこの子じゃない。
絶対に」
こういうのするのは私じゃない。
そう言ってくれて私は凄く嬉しい。
胸の奥がぐって苦しくてでも心地よい
阿部さんの横顔を見て思う。
でもここで私がしてませんと言うとどうなるのか
チラッと前を見ると乙木さんが見えた。
キッとこっちを見る目が何を伝えたいのか分かる。
ここで「してません」と言うと阿部さんとの関係も探られるかもしれない。
それに阿部さんに迷惑かもしれない。
ここは穏便に済ませた方がいいのかもしれない。
「あの、それ私のコップです」
「、笹垣さん？」
「……私が捨てました」
そう言葉にすると康二さんと呼ばれる人は「え」と口を開けて私の方を見た。
「ほんま？」
「…深澤さんの所ですよね？今から行きます」
この方があっているのかもしれない。
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ハル春(プロフ) - 綺音さん» コメントありがとうございます！返信が遅くなってしまいすみません。頭から離れなくなってしまったのですか！？どうしましょう。カッコよく書けているのか不安だったのですが綺音様のコメントを見て凄く嬉しく思いました。ありがとうございます。 (2022年4月6日 3時) (
レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - Harukaさん» コメントありがとうございます！返信が遅くなってしまいすみません。やっと移行や話が少しずつ進んできました。1番大好きなお話と言って下さりとても嬉しいです。これからは更新頻度が上がると思います。これからも頑張っていきますね！ (2022年4月6日 3時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
綺音(プロフ) - この話を読んで阿部ちゃんが大好きになってしまいました。兼ねてから宮舘涼太が大好きでしたがもう阿部ちゃんが、頭から離れません。。。。 (2022年1月28日 1時) (レス) @page48 id: cd7bb3faa5 (このIDを非表示/違反報告)
Haruka - このお話が一番大好きで今一番更新されるのが楽しみなのもこのお話です！なので更新してくださって嬉しいです！また更新待ってます！ (2022年1月28日 0時) (レス) id: 83280cc868 (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - さくらさん» コメントありがとうございます！素敵な作品とは、とても嬉しいお言葉です。最近は更新が不定期なのでご迷惑をおかけしてすみません。かっこよく書けているか不安で何度も書いては消してを繰り返していますがこれからも頑張っていきますね。ありがとうございます！ (2021年12月22日 0時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハル春
| 作成日時：2021年9月2日 23時
