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目が覚めると朝日が見えた。
…今日何日？
ていうか今何時かな
身体を起こそうとしたら後ろから声がした。
「あれ？起きた」
「、！？え！」
「はははっ、そんな驚かなくても」
「……おはようございます」
「おはようございます。今日は土曜日だからもう少し寝てても良かったんだよ？」
そう言って私の髪に触れる阿部さん
待って待って
え、どういう状況？
頭の中はグルグル回って訳が分からないことになっている。
「そういう事すると勘違いしてしまいますよ？」
「どういう勘違い？」
「…私帰ります。朝ですし」
どういう勘違いって私だけなのかな
好きになってしまうとかさそういう
いや、だから好きか嫌いかとか
…いや、好きなのか
え、私好きなの？
ベッドから出て荷物を持とうとしたがその手を止めて考えてしまった。
…今私何を考えた？
「Aさん？」
「ぁ、えっと
帰ります！」
急いで荷物を持ち走って出ようとしたら腕を掴まれた。
「顔真っ赤だよ？大丈夫？」
「大丈夫ですから！本当に
お、お疲れ様でした！」
腕を離して一礼し急いでホテルから出る。
どうしようどうしよう
顔が熱い
体から変な音するし
胸がうるさい
月曜日どんな顔して会社に行けばいいのかな
「そうだよ
これは気のせい
普通に平常心で…大丈夫」
呟いて自分を落ち着かせる
会社では普通で居ないと皆に悟られたりしたら大変だ。
「君しか居ないんだよー。頼む！」
「分かりました。」
「ほんとか！？ありがとう阿部君」
朝からなんか総務の課長さんとか来ていて阿部さん忙しいな。
多分内容的に難しい仕事任されてるし
こういう時普通にしていればいいのだろうけど
「阿部先輩次は総務だな」
「仕事早いしね」
「俺なら無理だわ」
周りはコソコソ話すだけで何もしない
何か出来ることはないかとか思うけど前話した際に何も無かったよな。
どうすればいいのかな
電卓に数字を打ち込んで計算をしていると乙木さんが私の横を通り過ぎて阿部さんの方へと向かった。
「阿部先輩」
「？乙木さん」
「お手伝いしますよ。
私その書類します」
「ありがとう。だけど、気持ちだけで大丈夫だよ」
「総務の方もお急ぎですしそちらの伝票私の専門でもあります」
「そう？…じゃあ」
そこまでする技量は私には無い。
まだ仕事も分からないことだらけだし
…先週のあの胸の苦しさは気のせいだ
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ハル春(プロフ) - なっちゃんさん» コメントありがとうございます！更新が不定期なので待たせてしまう事が多いと思いますが少しずつ頑張っていきたいと思います！もっと面白い作品にしていこうと思います。 (2021年7月13日 21時) (
レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
なっちゃん - コメント失礼します。 作品が面白くていつも拝見しています 作者さんのペースで頑張ってください (2021年7月3日 16時) (レス) id: 14f73ed980 (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - やまださん» ありがとうございます！更新が不定期ですが頑張っていきたいと思います。もどかしくなるのは確かに分かります。楽しく読んで下さりありがとうございます。これからも頑張っていきますね！ (2021年6月27日 21時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
やまだ - コメント失礼します！読んでいてキュンキュンするしもどかしくなるし、とても楽しく読ませてもらってます！更新を楽しみに待ってます！ (2021年6月26日 15時) (レス) id: b91da3af14 (このIDを非表示/違反報告)
ななし(プロフ) - ハル春さん» 返信ありがとうございます。まさか私の作品を読んでくださっているとは思わず驚きました。恥ずかしながら私は更新ペースが遅いのですが、応援のお言葉とても嬉しいです。頑張りますね。 (2021年6月26日 13時) (レス) id: c457153612 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハル春
| 作成日時：2021年6月9日 6時
