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は、早い！？
何が！？？
「何するんですか！？」
阿部さんから離れて鼻をさすっていると阿部さんはクスクス笑い椅子から立ち上がった。
「もう遅いから寝ようか」
「、阿部さんはベッドで」
そう言うと腕を優しく掴まれてベッドに座らせられた。
え、何を
そして、次の瞬間トンっと胸を押されてベッドに仰向けに倒れていた。
あれ？
「俺もあまり知らないけど
男の人は狼とかいうよね」
「…あの」
「喰われちゃうかもよ？」
「誰にですか？」
「俺に」
そんな訳ないと言いたいが果たして今の状態で言えるのか？
押し倒されてるし
力も阿部さんの方が強い
頭だってそうで
もしも、阿部さんが狼なら私
「…嘘
俺は喰わないよ？」
「……ビックリしました」
「ごめんごめん」
私から離れて椅子の方に向かう阿部さん
そんな阿部さんを見て思ったことがある
「…阿部さんが狼なら私は何ですか？」
そう声を出すと阿部さんは立ち止まり私の方を見た。
少し距離が出来た
ベッドから起きようとしたが阿部さんが近づきベッドがギシッと音を立てた。
左手の掌に手を重ねられて動かせない。
「…Aさんはウサギだろうね」
「……捕食される側ですか」
「俺にとって君は一番可愛くて綺麗って思った人だよ」
…なんか
変な感じだ
恥ずかしくなり顔を隠そうとしたら阿部さんはクスッと笑い隣に倒れて横になった。
「恥ずかしい？」
「恥ずかしいです」
「耳真っ赤だ」
「い、言わないで下さいよ」
「可愛いね」
「やめてください」
「付き合ってみる？」
「…え？？」
付き合ってみる？
横にいる阿部さんを見ようと体を動かしてみたら
私の方を阿部さんは見ていた。
え？？
「阿部さん？」
「ごめん。俺今酔ってるかも」
「……どのくらい飲んだんですか？」
「分かんないや」
びっくりした
酔っ払ってるのか
でもこの人酔ってるふうに見えなかったが
阿部さんは目元を隠してクスクスと笑っていた。
…付き合うか
なんて答えてたかな
モヤモヤして私は阿部さんに背中を向けて目をつぶった。
危な
付き合ってみる？って言っていた。
俺好きなんだこの子のこと
隣で静かに寝ているけど俺この子のこと好きらしい
…サラって口から出たけど傷つけたかな
背中を眺めながら手を伸ばして髪に触れてみる。
もう少し
もう少し距離を縮めたいな
俺欲張りかな
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ハル春(プロフ) - なっちゃんさん» コメントありがとうございます！更新が不定期なので待たせてしまう事が多いと思いますが少しずつ頑張っていきたいと思います！もっと面白い作品にしていこうと思います。 (2021年7月13日 21時) (
レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
なっちゃん - コメント失礼します。 作品が面白くていつも拝見しています 作者さんのペースで頑張ってください (2021年7月3日 16時) (レス) id: 14f73ed980 (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - やまださん» ありがとうございます！更新が不定期ですが頑張っていきたいと思います。もどかしくなるのは確かに分かります。楽しく読んで下さりありがとうございます。これからも頑張っていきますね！ (2021年6月27日 21時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
やまだ - コメント失礼します！読んでいてキュンキュンするしもどかしくなるし、とても楽しく読ませてもらってます！更新を楽しみに待ってます！ (2021年6月26日 15時) (レス) id: b91da3af14 (このIDを非表示/違反報告)
ななし(プロフ) - ハル春さん» 返信ありがとうございます。まさか私の作品を読んでくださっているとは思わず驚きました。恥ずかしながら私は更新ペースが遅いのですが、応援のお言葉とても嬉しいです。頑張りますね。 (2021年6月26日 13時) (レス) id: c457153612 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハル春
| 作成日時：2021年6月9日 6時
