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「目黒君、この経費もう少し具体的に書いてくれないかな」
「え？それじゃダメ？」
「んー、まぁ、A社の○○会議に何月何日参加する際宿泊する為とかこうもう少し具体的に」
「泊まるじゃだめか」
「場所とかを明記していると有難いかなぁ」
領収書が入っているパソコンのデータを確認していたら目黒君に聞きたいことがあって営業課の方にやってきた。
営業課って時々行くけど活気があるよね。
席を立って動き回ったり話したりしている人を見てそう思っていると目黒君が私にパソコンに打った文字を確認して欲しいと聞いてきた。
雪会社との営業会議に参加した為。また、場所が取引先の所だった為宿泊しました。
「大丈夫だよ。これで」
「分かった。
経理も大変だな。細かい作業だし」
「ん？んー
でも、目黒君の方が取引先とかもあるし凄く大変だと思うよ？」
「俺は動くのが好きだから良いんだけどね」
目黒君が私の方を向いて話していると営業課の扉が開き阿部さんが入ってきた。
なんか紙を1枚手に持って歩いているけど忙しそうだな
「佐久間」
「あれ？阿部ちゃん」
「雪会社との営業会議は分かったから何処にどのくらい泊まったかを明記して」
「ありゃ、俺書いてなかったね。
さすが阿部ちゃん、よく気づくよ」
「…ごめん。目黒君泊まったホテルの名前と日付書いててくれないかな？」
「だと思った。いいよ」
目黒君にお願いと頼んでいると私の横に誰かが来た。
まさか
「居ないと思ったらここに居たんだ」
「…ちょっと目黒さんに聞きたいことがありまして」
「そっか。
あ、さっきの書類大丈夫だったから印鑑押しといたよ」
「え、ありがとうございます」
なんか分からないけど緊張する。
でも書類が大丈夫だったのは良かった。
阿部さんはそれだけを伝えると営業課を後にした。
「…緊張した」
「え？なんで？」
「……なんでだろう。阿部さんと話す時凄く緊張するんだよね」
経理の鬼とかあだ名があるからだよ
パソコンを操作している目黒君に話しながら顔を手のひらで隠してため息をつくと目黒君は椅子を動かして私の方を向いた。
「経理の鬼呼ばれているけどあの人話したら面白いよ」
「…え？？」
「俺、ご飯食べに行ったこともあるし
なんなら、阿部ちゃんって呼んでる」
「え、凄いねそれ」
「うん。1回ご飯に行ったら楽かもよ」
いや、目黒君
それ1番難しいよ？
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ハル春(プロフ) - なっちゃんさん» コメントありがとうございます！更新が不定期なので待たせてしまう事が多いと思いますが少しずつ頑張っていきたいと思います！もっと面白い作品にしていこうと思います。 (2021年7月13日 21時) (
レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
なっちゃん - コメント失礼します。 作品が面白くていつも拝見しています 作者さんのペースで頑張ってください (2021年7月3日 16時) (レス) id: 14f73ed980 (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - やまださん» ありがとうございます！更新が不定期ですが頑張っていきたいと思います。もどかしくなるのは確かに分かります。楽しく読んで下さりありがとうございます。これからも頑張っていきますね！ (2021年6月27日 21時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
やまだ - コメント失礼します！読んでいてキュンキュンするしもどかしくなるし、とても楽しく読ませてもらってます！更新を楽しみに待ってます！ (2021年6月26日 15時) (レス) id: b91da3af14 (このIDを非表示/違反報告)
ななし(プロフ) - ハル春さん» 返信ありがとうございます。まさか私の作品を読んでくださっているとは思わず驚きました。恥ずかしながら私は更新ペースが遅いのですが、応援のお言葉とても嬉しいです。頑張りますね。 (2021年6月26日 13時) (レス) id: c457153612 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハル春
| 作成日時：2021年6月9日 6時
