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「今年の２月の広報誌とか知らないわよ。全く
？誰か居るんですか？」
「はい！
あれ？小原川さん」
「あら、久しぶりですね。阿部先輩」
危なかった
手が触れようとした瞬間阿部さんは立ち上がりドアの方へと向かった。
ここにいてはダメだ
立ち上がりファイルを持って出て行こうとしたら阿部さんと小原川さんが話していた。
小原川さん
広報課の時にお世話になったな
「お、お疲れ様です」
「あれ、Aちゃんじゃん。おつかれー」
急いで私は2人のもとから離れた。
「Aちゃん経理でどうですか？」
「頼りになっていますよ」
「広報課の時は大人しかったんですよ。
あ、そういえば、阿部先輩
今度広報課の女の人達も居るんですけど飲みがあるんですよ。どうですか？」
「ごめん、そういうのは」
あまり好きでは無い
人にもよると思うけどあまりそういうの得意じゃないんだよな。
チラッと向こうの方をみると笹垣さんが歩いていた。
後ろ姿から見ても俺には女の子に見える
女性とか女の人とか
そういう表現よりも女の子がしっくりくる
かといって小原川さんはとなると女性とか女の人ってなる
変な話だがその区別が自分でも分からない
小原川さんと離れて部署の方に戻りながらさっきのことを考える
何をしたかったのか
俺自身も分からない
顔を隠していても耳とかは真っ赤で
どんな表情見せるのかな
どんな反応するかな
そんな事を考えていた。
窓にうつる自分は少しだけ幼く見えた。
経理の鬼とか言われているのにこんな顔可笑しい
部署に戻るとファイルを開いてパソコンと向き合う笹垣さんがいた。
かっこいいな
頑張り屋だな
心配だな
ほっとけない
色んな感情が溢れてきたが気のせいだろうと考えた。
「笹垣さん」
呼んでみるとビクッと肩を震わせてから俺の方を見る笹垣さん
「…分からないこととかがあったら聞いていいからね」
この子と仲良くなりたいな
まだ壁は分厚いけど少しずつこの子の事を知っていきたい。
「ありがとうございます」
どこかでこの子にとって俺がどんな存在なんだろうと少しだけ気になってしまった瞬間があった。
「おぉー！終わったか」
「はい、遅くなりすみません」
「いや、いいんだ。よく頑張ったなAちゃん」
数日後終わったので課長に報告をした。
今日で残業しなくて済む
私は安堵して深呼吸をした。
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ハル春(プロフ) - なっちゃんさん» コメントありがとうございます！更新が不定期なので待たせてしまう事が多いと思いますが少しずつ頑張っていきたいと思います！もっと面白い作品にしていこうと思います。 (2021年7月13日 21時) (
レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
なっちゃん - コメント失礼します。 作品が面白くていつも拝見しています 作者さんのペースで頑張ってください (2021年7月3日 16時) (レス) id: 14f73ed980 (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - やまださん» ありがとうございます！更新が不定期ですが頑張っていきたいと思います。もどかしくなるのは確かに分かります。楽しく読んで下さりありがとうございます。これからも頑張っていきますね！ (2021年6月27日 21時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
やまだ - コメント失礼します！読んでいてキュンキュンするしもどかしくなるし、とても楽しく読ませてもらってます！更新を楽しみに待ってます！ (2021年6月26日 15時) (レス) id: b91da3af14 (このIDを非表示/違反報告)
ななし(プロフ) - ハル春さん» 返信ありがとうございます。まさか私の作品を読んでくださっているとは思わず驚きました。恥ずかしながら私は更新ペースが遅いのですが、応援のお言葉とても嬉しいです。頑張りますね。 (2021年6月26日 13時) (レス) id: c457153612 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハル春
| 作成日時：2021年6月9日 6時
