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廊下を歩いていき部屋の前へと来た

何も言わない何も聞かない何も見ない


頭の中に昨日のことが繰り返される

黙って私は膝をつき襖の前におぼんを置いた。


これでいいのかな?


そう思いながらゆっくりと立ち上がり歩こうとした





「どうしたの?Aさん」

「っ!?え、あ」


襖の向こうから声が聞こえた


優しいどこか落ち着いた声


「朝ごはんを…持ってきました」

「…作ったの?」

「はい。お口に合うか分かりませんが」

「ありがとう食べるね。」


フワッと優しいのに


どこか切ない


聞いていて私も悲しかった


この部屋で何が起きてるのか分からないが


私はそれをただ見守るだけ


1度だけ襖にお辞儀をしたあと私はみんなのところへと戻った









それからとこの生活が約2ヶ月過ぎた


木村さんが朝来る時は珍しい


でもわかってきたのはあの女の人が来なかった時は来ているのだみんなの所に


何かあるんだろうなあの2人


そんなある日


夜いつものように片付けなどをしているとあの女の人が来た

でもその人には今日はガタイのいい男性がついていた


誰だろ?この人


首をかしげながら見ているとその女の人が私を呼んだ


何か悪いことしたかな?


恐る恐る行くとその人は私にも一緒に来いと言ってきた


そして案内されたのは行ってはダメな部屋


西の角部屋


足が止まり驚いていると女性はガタイのいい男の人になにか命令をした

何を


次の瞬間男は私のお腹に殴りを入れてきた


痛い…っ


なぜ自分がこうなっているのかもわからないのに

立ち崩れようとすると男は私を前から支えて部屋の中に入れた


乱暴な入れ方で畳に足や腕、頬を擦った


痛いっ


男を見ようとすると男は私の上にきて帯を脱がせようとしていた


なぜ


何をするんだ


頭の中は真っ白だった


そして、それを阻止しようと腕を掴むと下腹を膝で押してきた


「っ、あぁ!」

「痛いのよね?それ。
木村さん今日見ないけどどこにいるの?」

「っ、わ、かりま…せん」

「そう。最近、あなたが来てからあの人私を見てくれなくなったからあなたは知ってるかと思ったのに」

「っ、や、」

「大丈夫よ。目をつぶりなさい、初めてなら身を任せばいいのよ」


薄れいく意識の中女を睨んだ

この人は


ダメな人だ


そんなことを考えていると男は私の帯を解き着物を脱がせようとしていた


こんなヤツらに


見られたくない


「っ、いやーー!!」


大きな声で私は叫んだ

六→←四



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はるか(プロフ) - すごく面白いです。いつもドキドキしてます。更新頑張ってください!! (2017年8月22日 19時) (レス) id: efe91ed229 (このIDを非表示/違反報告)
- あの、すいません、「十一」の話の「立花さん」が、「立場さん」になっていると思います。間違ってたらすいません (2017年7月22日 12時) (レス) id: c9821ec644 (このIDを非表示/違反報告)
青りんご(プロフ) - 世界観がすごく好きです。毎回更新されるたび嬉しくてすぐチェックしてしまいます^ ^応援しています! (2017年7月18日 15時) (レス) id: 591376f718 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - すっごくすっごく面白くて、更新楽しみにしてます!これからも頑張って下さい! (2017年7月9日 0時) (レス) id: fee5a8ae7a (このIDを非表示/違反報告)
とまと(プロフ) - いい、、ですね、、、これからも応援してます!(゜▼゜*) (2017年7月4日 16時) (レス) id: 503188b34f (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時:2017年6月9日 13時

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