83 ページ34
仕事が順調に進み。
深澤さんと松端先輩の仕事も終わったらしい。
その日は、目黒君とホッチキスで冊子の束を作っている時だった。
「、終わったぁー」
「ふっかさんお疲れ様です。」
「ふっか先輩お疲れ様でした」
「…あぁー、もう嫌」
顔を隠して上を向く彼が居た。
…長かったですね。
何度かメールでやりたりをしたり休み時間に話しかけてきたことはあった。
『Aならどうしたい？』と聞いてくる為申し訳ない気持ちになりながらも話した。
やっと終わったのかぁ
何かご褒美をあげようかな。
…ゲーム？
カチカチとホッチキスで止めていっていると席を立った深澤さんが私の所に来て私と目黒君に話しかけてきた。
「お疲れ、2人とも」
「深澤さんもお疲れ様でした」
「伏本さんの方が大変だからまだいける」
「深澤先輩お疲れ様です」
「そっちもお疲れ。目黒君も今はいろんな部署を回って大変だけどそれを乗り越えたら少しは楽だから。頑張れ」
「ありがとうございます」
そう話すと給湯室の方に向かった深澤さん
…行くついでに話しかけてきたのかな？
彼の方を見ていると目黒君が話しかけてきた。
「伏本さんと深澤先輩って仲良いんですか？」
「っ！？え、…いや。以前深澤さんの補佐みたいなのしてたからまぁまぁかな」
そう話すと目黒君は「そうなんですね」と言っていた。
紙を整えホッチキスをしようとしたら松端先輩が私の所に来た。
カツカツとヒールの音がして
あの真っ赤な唇が見えた。
「先輩、お疲れ様です」
「ありがとうー。ねぇねぇ、ふっか先輩どこいった？」
「…さぁ。給湯室かと」
松端先輩はそれを聞くとそのまま給湯室の方へと向かった。
何かあったかな？
気にしないでいよう。
私には関係ない
「目黒君、出来た冊子段ボールに入れていこう」
「はい。分かりました」
段ボールの中に2人で入れていると深澤さんと松端先輩が戻ってきた。
「伏本さんこの段ボールどこに持って行けばいいですか？」
「ん？…んー。邪魔にならない所に置いとこうかな。」
ひとつ段ボールを持つと目黒君が「俺が持っていきます」と言って持ってくれた。
「ごめんね。ありがとう」
「総務の通路の奥にでも置いときますね。」
目黒君に珈琲奢ってあげよう。
その時携帯にメールが来た。
見ると深澤さんからで
『お疲れ
今夜松端さんがお食事に行こうと言ってきた。
Aはどうしたい？』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 4242人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ハル春(プロフ) - アルカリさん» コメントありがとうございます。とても嬉しいです。話が長くなり移行するかもしれませんがよろしくお願いします！完結後の続編はまだ考えていませんでしたが小話みたいにするかも…です！笑。これからも更新頑張っていきますね (2020年7月6日 10時) (
レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
アルカリ(プロフ) - こんにちは！この作品が更新される度にキュンキュンして、毎日読み返すぐらい大好きな作品です！これからも更新楽しみにしてます！もし、完結しても続編を希望します！笑 (2020年7月5日 10時) (レス) id: 669107a882 (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - りんごさん» コメントありがとうございます！好きと言ってくださりありがとうございます。まだまだ続くと思いますがこれからもよろしくお願い致します。更新頑張っていきますね！ (2020年7月2日 1時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - この作品、本当に本当に大好きです！更新楽しみに待っています！ (2020年6月28日 23時) (レス) id: 1af05a18e5 (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - 09ゆう26さん» コメントありがとうございます。ハマって下さりとても嬉しいです。更新頻度は遅く大量更新が多いですが更新頑張っていきますね！ (2020年6月28日 19時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ハル春
| 作成日時：2020年6月3日 0時
