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いろんなところに行って話を聞いているといつの間にかお昼だった。


ちゃんと食べないといけないしなぁ


部署に戻ると向井先輩が目黒君と話しながらご飯を食べていた。


「ええか、めめ!

まずは総務の中で頼れるのはふっかさんやから
俺がおらんくてAも居ない時はふっかさんに頼ること!」

「…えぇ」

「えぇちゃうわ!

ふっかさんほんまいい人!」



なんの伝授をしてるんだ?


何も言わず席に戻り資料を戻して水を飲むと向井先輩が私に話しかけてきた。

「お疲れA」

「お疲れ様です。」

「体調大丈夫かもしれんけど時には休むんやで?」

「はい。了解です。」

「…と言ってまた無理をしたら」

「その時はペチっと平手打ちでも」

「そんなん女の子にしないわ!」


やっぱ先輩と話すの楽しいな。


水のペットボトルの蓋を閉めているとふと深澤さんの方が気になり見てみた。


パソコンを見ながらなんか考え込んでるな。


何かあったかな?


気になり席を立ち彼の方に行くと資料の途中で止まっていた。

「お疲れ様です」

「?お疲れ」

「何かあったんですか?」

「んー?んー

あのさぁ、ここどうやって作る?」

「?えっと。
分かりやすくて見やすいを考えてグラフもですけど画像で表したりしますね」


「どのくらいの枚数で収まりそう?」

「…2枚削減」

「いいじゃん。それにしよう」



キーボードを打つ彼を見て資料作成に困っているのは分かった。

私もなにか出来るならしたい。


お手伝いだけでもいい

それにこの資料、骨組みや大体の流れは私が作ってる。


「深澤さん、」


「ふっか先輩」


頼み込もうとした時松端先輩が間に入って来て彼に話しかけていた。


「資料の作成途中経過ですけど出来ましたのでチェックよろしくお願いします。

あ、それと。」


先輩はそう言って私の方を向く


朝見た綺麗な色の真っ赤な口紅は変わらず赤色を放っていた。


あ…これ


「私がするからAちゃんは大丈夫だよ」


私が入る隙は無い。


「…ありがとうございます。先輩」



多分今の私は笑顔ではなく困った顔だと思う。


それでもバレてはいけないから口角は上げる。



…仕事が変わることはあるさ。


仕方ない。



私は、お礼を言うとその場にいたくなくて食堂へと財布を持って出ていった。


でも食堂で1人食べるのもなと思い売店に行ってパンを買った。

仕方ない


どこか外で食べるか。

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ハル春(プロフ) - アルカリさん» コメントありがとうございます。とても嬉しいです。話が長くなり移行するかもしれませんがよろしくお願いします!完結後の続編はまだ考えていませんでしたが小話みたいにするかも…です!笑。これからも更新頑張っていきますね (2020年7月6日 10時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
アルカリ(プロフ) - こんにちは!この作品が更新される度にキュンキュンして、毎日読み返すぐらい大好きな作品です!これからも更新楽しみにしてます!もし、完結しても続編を希望します!笑 (2020年7月5日 10時) (レス) id: 669107a882 (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - りんごさん» コメントありがとうございます!好きと言ってくださりありがとうございます。まだまだ続くと思いますがこれからもよろしくお願い致します。更新頑張っていきますね! (2020年7月2日 1時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - この作品、本当に本当に大好きです!更新楽しみに待っています! (2020年6月28日 23時) (レス) id: 1af05a18e5 (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - 09ゆう26さん» コメントありがとうございます。ハマって下さりとても嬉しいです。更新頻度は遅く大量更新が多いですが更新頑張っていきますね! (2020年6月28日 19時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ハル春 | 作成日時:2020年6月3日 0時

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