9 ページ9
ある日の寒い日
会議もあったためタイトスカートにタイツという寒い格好
そして中はカーディガンを着てるがそれでも寒い
カイロが欲しいな
家に入って料理を作ろうとしていたら寒くて手が冷たかった為かコップを落として割ってしまった。
あ、あのコップ
スローモーションで落ちるのが見え咄嗟に手を伸ばそうとしたら割れた
ガラスの割れるガシャン！という音がする。
…やってしまった
えっと、掃除機かな
そう思い動こうとしたらドアからインターホンが鳴った
だ、誰？
「はい」
「大丈夫？」
「…あ」
「今皿が割れる音したから」
部屋着なのか厚手のパーカーを着てお風呂上がりなのか髪の濡れた神山さんがいた。
なんて伝えればいいのか分からず黙っていると神山さんは部屋の中に入った。
「お邪魔します」
「！？あ、そっちは」
「…新聞紙ある？」
「え、」
「あ、掃除機もやけど。
ちょっとまっててな」
神山さんは部屋に戻り新聞紙を持ってくると欠片を集めていく。
私も手伝わないと
傍に行きしゃがもうとしたら止められた。
「危ないから離れとき。
タイツやん。
素足と一緒やで」
「…でも」
「痛いで？…大丈夫やから。」
神山さんは私の頭を撫でた。
なんか、私子供みたい
「大事な物やったん？」
「…家族が入社祝いにって」
「そっか…割れ物はなぁ割れるからな。
でも気持ちはずっと残るで？
だから安心し」
大きな欠片を拾い集めた神山さんは掃除機を準備しながらしゃがみこんでる私に話しかけてきた。
なんて言おう。
ごめんなさいかな
そう考えてる時だった為少しずつどうしようという気持ちと安堵の気持ちで苦しくなった。
「…ちょっと待っててな」
そう言って掃除機で綺麗にした後神山さんは手を洗い私の方に来てしゃがみこんだ。
同じぐらいの目線になるがそれでも彼の方が大きい。
少しだけ顔を上げると神山さんは私の頭を撫で背中を撫でた。
「…大丈夫。
家族も怒らんよ。」
「、で、」
「大切やったんやもんな。
ええ大きさやしええ色やしね。
あのカップどこにあるんやろなぁ」
優しい声にホッとして泣いていると神山さんは涙をパーカーの袖で拭った。
化粧が
「泣いてええから
大丈夫やで」
「かみ、山、さ」
「んー？」
何でこの人こんなことしてくれるんだろう
いい人って思ってしまうじゃんか。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1111人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なす(プロフ) - ハル春さん» こちらこそ忙しい中ありがとうございます！ (2019年11月6日 20時) (
レス) id: 8ea933b9e5 (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - なすさん» コメントありがとうございます！全部ですか！？嬉しいです、ありがとうございます！更新頑張っていきますね (2019年11月5日 23時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
なす(プロフ) - ハル春さんの小説全部読んでますどれも大好きです！更新頑張ってください！ (2019年11月5日 13時) (レス) id: 8ea933b9e5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ハル春
| 作成日時：2019年10月7日 0時
