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しかしまぁ営業課は凄く動き回る仕事だから皆が動く動く。


女性も動きやすい服装だしテキパキとしてるなぁ


パソコンに打ち込んでる人も居るけど殆どは動く


…新入社員の皆さんを重点と後は適切な対応とかを見なくては。


ファイルを開けたり資料やノートをとったりしながら歩いていると後ろからトントンっと肩を叩かれた。


「ん?」



「重くないですか?」



「ぁ、あ、大丈夫です。」


話しかけてきたのは神山さんだった。


いつぶりかな


あの時以来かな



服装はスーツだが中にニットを着ている。
寒いもんね最近


神山さんは私が断ると私の手に持っていた荷物を持ってきた。


「おもっ


俺の横の棚が空いてるんで使って下さい」


「え…ありがとうございます」


「コーヒーはあそこにあります。
あ、コップなければ紙コップここにあるんで言ってください。

それとパソコンの充電も俺の横にコンセントあるんでそこ使って下さい」


「え、あ、そんな」


「仕事に支障は出さないで下さい。

それだけです」



その言葉を聞いて周りの人がコソコソと厳しいとか言っていた。

でも助かる



「ありがとうございます」


「いいえ。

頑張って下さい。
俺も手伝えるところは手伝うんで」



淡々と話す言葉はどこか冷たさもあるけどどこか温かさもある。


そう思えた。



順調に進む中あと少しで定時という時に一人の男性が話しかけてきた。


…この人、先日一回目の時話してた人


「君今夜空いてる?」

「…え?」

「いやー、この前嫌なこと言っちゃったしお礼も兼ねてお食事でもどうかなぁとね」


お食事…


「あの、私これから戻って報告書を仕上げないといけなくて」


「そんなの後ででいいよー。

どこ行きたい?焼肉?それとも和食?」


「だから…」



しつこいな


なんて返せば




「ちょっと失礼」



その時私と男性の間に神山さんが入ってきた。

どうやら棚にある資料を取りたかったらしい。


そして資料をとると資料を調べながら



「ナンパは外でやって下さい。」



そう言って私の方を見て「ちょっといい?」と言って資料をみせてきた。


た、助かった


資料を除くと神山さんは私の耳元で


「あの人しつこいから俺を頼っていいよ」


「……ぇ」


「これでも俺男なんで」



少しだけドヤっとしたような感じで呟いていた。



営業課の皆さんに挨拶をし人事部に戻ると誰も居なかった。


時計は夜の7時を指していた。

7→←5



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なす(プロフ) - ハル春さん» こちらこそ忙しい中ありがとうございます! (2019年11月6日 20時) (レス) id: 8ea933b9e5 (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - なすさん» コメントありがとうございます!全部ですか!?嬉しいです、ありがとうございます!更新頑張っていきますね (2019年11月5日 23時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
なす(プロフ) - ハル春さんの小説全部読んでますどれも大好きです!更新頑張ってください! (2019年11月5日 13時) (レス) id: 8ea933b9e5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ハル春 | 作成日時:2019年10月7日 0時

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