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会社を出ると津田さんは私の荷物を持って肌寒い街を歩いた。
「どこ行こうか
島にでも行って俺ら2人で何かしながらゆっくりと暮らすか」
「…あの、会社」
「…信頼出来る人に渡した。
許嫁の女性の家庭では無くて成績も良くて頼りになる奴に。
そして、俺は辞めてきた。
それと、あの許嫁の人との婚約は破棄した。
ちょっと時間はかかったけど…」
彼がどんな手を使ってそこまで持って言ったのかわからない。
けど、凄く嬉しい。
だって触れれないと思った人がここにいて
「？どうした？」
こうやって話せるんだから。
津田さんの方を見つめてると津田さんが私の顔を覗きこんできた
「あ、いや
まさか夢じゃないよねと」
「…なら目を覚ましてやろうか」
そう言うと津田さんは私の唇を塞いでぎゅっと抱きしめてきた。
ゆ、ゆ
「夢じゃない」
「当たり前だ」
現実だ。
そんなやり取りをしてると津田さんは笑いだし
私の肩に腕を回して前を見ていた。
「いやー、こんな面白い子が俺の嫁さんになってくれるとはなぁ」
「…ん？？」
「…って言いたいんですけど
俺と結婚してくれませんか？」
「…き、急展開過ぎて頭が」
「ははっ、まぁ今から何時間もかけて日本に帰るからその間の飛行機の中でも考えれるさ」
俺は気楽に待つよ
いつもいつも私は待たせてばかりだな
「…今言います！」
「うぉっ！」
「津田さん、好きです。
け、けっこん」
「まったー！
…なんで俺よりお前がかっこよく言おうとするんだよ。そこは…無理に言おうとしなくていい。
…結婚してくれますか？」
「……はい」
まっすぐと目を見て頷くと津田さんはほっとした顔になり私を抱きしめてきた。
家の近くだったため人通りは少ない。
ここの場面見られてたらやばかったな。
「…もう苦しめないから
俺を信じて下さい。…そして、もう離れないからな」
優しい声が耳に響く
この人となら
「…こちらこそ。もう離れませんからね」
どんなところにでも行ける気がした。
「津田さん、助けてくれー」
「はい！どうされましたか？」
「んー、本島との通信が途絶えてしまってなぁ」
「あ、えっとー。」
海が近くて山が近い
そんな孤島にスーツを着て仕事をしていた。
名札には津田Aと書かれてる
イタリアで学んだ通信技術が役にたってるなぁ
そんなことを考えてるともう1人スーツを着た人が来た
「？どうした？」
その人の名札にも津田と書かれていた
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ハル春(プロフ) - ナハマヤラさん» コメントありがとうございます。2年ぐらい前の作品ですがそう言って下さりとても嬉しいです。またいつか機会がありましたら作品を書きたいなと思います。ありがとうございます (2020年5月14日 21時) (
レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - つんちょ☆さん» コメントありがとうございます。凄く嬉しいです。コメントが遅くなりすみませんでした。もう完結した作品がここまで読まれるとは思ってもいませんでした。またいつか機会がありましたら作品を書きたいなと思います。ありがとうございます (2020年5月14日 20時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
ナハマヤラ(プロフ) - 素敵な作品ありがとうございました。幸せな気持ちになりました。 (2020年5月14日 19時) (レス) id: eb3cd14925 (このIDを非表示/違反報告)
つんちょ☆ - 初めまして☆津田さん大好きで、津田さんの夢小説書いてる方々の作品を何作か見たのですが、貴方の作品が１番読んでて凄く良かったので、思わずコメ書きました☆ぜひともまた、津田さんで作品を書いて欲しいなぁと思ってしまいました☆ (2020年2月19日 15時) (レス) id: 1748679bb2 (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - 白黒熊さん» コメントありがとうございます！最後まで書ききることが出来ました。津田さんでまた書けたらいいなと思っております（*´▽｀*）これからも頑張っていきますね。 (2018年9月24日 23時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハル春
| 作成日時：2018年8月29日 21時
