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No.11 ページ12

「あの人に捕まれば君はおしまいだな」

あの後男は螢静さんの言葉を聞いて「確かにな」と言い私を離した

だが立場は変わらないらしい

…どうにかして逃げる方法を

そう思っていると螢静さんは私に古太刀を渡してきた。

黒い綺麗な刀

「え」

「武器は持ってて損は無い」

「…ま、待って貴方」

「……俺は螢一兄さん達を止める方法を探っている」

け、螢一兄さん達?

驚いて頭が混乱していると螢静さんは目の前に白紙の紙を置いて文字を書き始めた


「俺は4番目の新名螢静。

君をさらった人は長男の新名螢一
次男は新名螢二。三男は新名螢三(けいさ)だ」

「螢静さんだけ数じゃないんですね」

「俺は吸血鬼じゃないからな。

父は新名螢朔(けいさく)で今はこの組織からは引退している。

俺らは母親は一緒だが俺だけ父親は違う。

だからこの中では俺は組織の上に立つ権利がない。
だがこの組織は裏の方では血の違法の血のやり取りや民間人殺害もしている。また、吸血鬼強化といって薬を打ったりしてるな」

…あ、あの襲ってきたのは最後のやつか

惨いことを

ぞっとして口を手で抑えていると螢静さんは私に刀を見せて言った


「だから俺は兄達を降ろさせる。

云わば下剋上のようなやつかな?

…あいつらを野放しにしては大変なことになる」


真っ直ぐと目を見て話す彼は正義のような野心のような何か強い気持ちを感じた。

…足の鎖に触れてみる

…これをとるにはこの人のに協力をしよう

「…私も協力します

ですのでここから出して下さい」

そう答えると螢静さんは強く頷いて私の足の鎖に刀を当てて答えた

「勿論。」


鎖がその瞬間取れて足が楽になった。

…もしかしたらあの方々がきてくれるかもしない

だがまだあったばかり…来てくれるかどうか

そう脳裏をよぎった時だった



「敵襲!敵襲!」

「!?なんだ」

「っ、もしや福山さん方」



「おらぁあ!!」


玄関の方なのかそう響いた声を聞いて確信した。

彼だ


古太刀を手に取り螢静さんに伝える


「私を助けに来て下さった仲間です。

螢静さん、私達も…刀を抜く時」

そう言うと螢静さんは強く頷いた。


部屋を出て表のほうに行くと福山さんは数名の人達に囲まれていた。


助けなければ


「福山さん!」

「Aちゃん!」


名前を呼ぶと福山さんは気づいてくれた


囲っていた男達は私の方に目線を移す。

次の瞬間福山さんはその男達に殴りと蹴りをいれていた。

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かな - ハル春さんの作品大好きでいろいろ見させてもらってます!そのなかでもこの四人組はすごく好きなので新作嬉しいです!更新楽しみにしてます。頑張ってください! (2018年8月23日 15時) (レス) id: c8b2ecf990 (このIDを非表示/違反報告)
Stella(プロフ) - すごくいいです!!これからの話がすごく楽しみです!更新頑張ってください (2018年8月17日 21時) (レス) id: 7eeb758daa (このIDを非表示/違反報告)
りさ - 新作〜!読ませてもらいますね! (2018年8月11日 22時) (レス) id: 6d61661040 (このIDを非表示/違反報告)
声優LOVE - すごく良かったです!これからも楽しみにしてます!新作おめでとうございますこれからも頑張って下さい!! (2018年8月9日 16時) (レス) id: 9abf804052 (このIDを非表示/違反報告)
h - 初コメです凄く楽しかったですこれからも頑張ってください楽しみにしてます (2018年8月9日 7時) (レス) id: 8a1cd5ab5f (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時:2018年8月8日 23時

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