第２１話 ページ21
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「拳銃で撃ち合いしてぇ！！」
「んな無茶な……」
どんな劇にするかが決まれば早いものだ。
やりたいことを現実的にしていけばいい。
ここまでいけば人数が多いのはいいことだなぁ、なんて思う。
もちろん、蘭と新一の２人を役者にするなら園子が脚本をやると言いだし、任命完了。
「蘭と新一くんとのラブシーンは照明うすーくピンク色にしたりしたらいいんじゃない？」
「あからさまだねぇ……」
園子の提案に私は苦笑した。
私はふっと思いついたことを口にしてみた。
「あ、でもピンクよりも、暗めのブルーに生明かりを１Ｋで当てた方が綺麗じゃないかな……」
ポロっと出た言葉だったが、それを拾ったクラスメイトが話にノッてきた。
「あ！いいねそれ！
１Ｋならフォーカス変えれるし、舞台を教会みたいにしてそこでウエディングを模してプロポーズして、後ろからステンドグラスの窓から光が差すみたいに当てたら……！」
「チンダル現象も起こってキラキラして見えると思うよ！」
「いいねいいね！ラブシーンはこれがいい！」
「でも横から当てれる？」
「最悪ピンスポ使って手すりに取り付ければいけるよ！」
「ピンスポあるんだ！なら安心！」
「ちょっとちょっと！
「え？」と話してた子と振り返る。
園子も、蘭と新一も驚いた顔をしている。
「あのさ、おふたりさん……日本語喋って？」
その言葉を聴いてハッとする。
ヤバい、完全に陵Aを忘れてた……！
話していた美保は、演劇部の部員なのだ。
普通に考えて今の話についていけてることがまず
すごい。ましてや提案したのは私だ。なお悪い。
美保がハッと我に帰って私の手を握ってきた。
「Aちゃん！すごいよこんなに照明のこと話せる人いると思わなかった！てか絶対経験者でしょ！仕切るの手伝って！！」
「ええっ」
面倒くさいことになってしまった。
ど、どうしよう……陵Aの設定に演劇を加える？けど照明のことだし素人じゃ知ってるはずないし、かと言って演劇部設定だと中学が関係するしもし安室さんとかに調べられたら、ぁあぁあ……！！
ぐるぐる考えながらこの状況を打破する手立てを考える。
「お願いAちゃん！
私ひとりじゃ本業とはいえ不安なの！」
すん、と思考が停止する。
可愛い女の子が頼んでんだよ？
ここで見捨てたらダメでしょう！！
結論：月城Aはヤケになった
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紫苑(プロフ) - 待ってマジか、、、月城ってwうちのファミリィ―ネェーム((リアル名字なんだが、、、ウケる（真顔） (5月31日 6時) (
レス) @page1 id: 3aa754953d (このIDを非表示/違反報告)
#P - ずっと、求めていた小説が見つかりました…！！！ 大好きだぁああ！！ (2022年6月14日 23時) (レス) @page34 id: 9b79f8fc8c (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - ザックの嫁さん» レスが遅れてすみません。コメントありがとうございます。まだ救済まで至っていませんが…頑張りますので見守っていただけると幸いです。コメントありがとうございました！ (2020年1月8日 13時) (レス) id: 7ac5223945 (このIDを非表示/違反報告)
ザックの嫁 - 救済とか……… 大好物じゃないの！！ (2019年12月15日 14時) (レス) id: 23809db5c5 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - ラムさんさん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです！やっと更新しました……おまたせしました！これからも維持できるよう頑張ります！ (2019年5月4日 22時) (レス) id: 7ac5223945 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅葉 | 作成日時：2019年1月24日 23時
