story57 ページ20
Aside…
忍「この任務を受けて貰うために君にはＢ級になって貰おうと思っている」
貴「‥‥は？」
私が、Ｂ級に‥‥？
貴「い、いやでもまだ実力が備わってないですし‥
Ｂ級に上がれるほど強くも無いし‥
まずその任務成功出来ないと思いますよ‥‥？」
実力も備わっていないのに、こんなラッキーで私がＢ級になっていいはずがない
ﾀﾇｷ「しかし、君はこの大規模侵攻でラービットを2体も撃破しておるだろう？」
貴「え‥‥」
ラービット‥‥新型のことか
でも、1体は京介先輩が動けなくしたやつの目を切ってだけで
もう1体は何とか引き分けただけなんですけど！
忍「それに、そこにいる木虎、そして小南も君にはＢ級以上の実力があると言っているんだ
Ｂ級になるには充分過ぎるだろう」
隣にいる藍ちゃんを見たら、ニコッと微笑んできた
いや、ニコッじゃないよ！
小南先輩も何言ってるんですか！
城「任務は、すぐに殺せと言うわけではない
学校に通いながら3月までに殺してくれればいい」
忍「もちろん無理にとは言わない
この任務、引き受けてくれるか？」
忍田さんが訪ねてくる
“たまたまそこの学校に通っていたから”
なんて理由でＢ級になるのは、ズルみたいな気がして
少し気が引ける
でも、一生Ｃ級でＢ級に上がれないままボーダーを辞めるなんて珍しくない話だ
そうなる可能性が高い私にチャンスをくれたんだ
これを生かさない手はないでしょ？
貴「やります、やらせてください」
城「決まりだな」
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作者名：悠于 x他1人 | 作成日時：2017年9月29日 5時
