推しに懐かれたい 【孤爪研磨】

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あれから眠れる訳でもなく余韻に浸かりまくっていたらいつの間にか寝てたみたいで慌てて練習試合に必要な物をバックに入れて家を出た。






「お、おはよッどーでしたかお嬢さん？」

『もう、天国に行ったよね、もう天使だったよ』

「いやどーゆー事だよ」

『とりま黒尾ありがとよって事だよ』

「意味わかんねー」



しかたなく黒尾に昨日の事を話した。
推しについてここまで語れるのは黒尾だけだから実は言うのも楽しみにしてたのは内緒。




「うわまじ俺天才じゃん」

『それな』

「でも、研磨がそんなこと言うとはね」

『普段から言わないの？研磨くん』

「ああ、アイツはゲームが恋人みたいなもんだからな、まさか」

『ま、まさか？』

「お前の夢だったりして〜」

『黒尾しばく』

「は、ちょ、やめろって！おい！」









＿＿＿＿＿＿＿＿＿


「うわっ、クロさんが女子と戯れてる！？？！！！」

「虎、うるさい」

「でも、研磨あれは付き合ってるように見えねーか？」


「……見えない」

「ちょ、おいどこ行くんだよ研磨」

「…」

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