悪戯が6回 ページ8
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現在状況の解説。虎の脚に縄が見事絡まった!Aは縄の先を腕に絡めていた!虎はお構い無しに動いているぞ!つまりAは?
『あ〜〜!!!揺れる!!痛い痛い!!ちよっ異能りょ…痛い!!!』
正解はとても痛がっている。が正解だった。お構い無しに動いていると言うと、芥川も樋口も日常茶飯事のように彼女をスルーして虎と応戦していた。
芥川が壁に吹き飛んだのを、ほぼ同時に虎の動きで壁に叩きつけられていたAが視界の端にとめ、今度こそ異能力を発動した。
『な、縄を鉈に!!』
もう一度最初の武器に戻し、刃渡りが50センチ程の鉈になった。壁が背であるのを利用し、足裏で壁を蹴り、虎に鉈を振るう。が、皮膚が切れただけだった。
『強ッ…!?』
地面に足を付けて体制を整える。顔を上げると樋口が虎に銃を乱射していた。が、全く銃弾が通る気配がない。虎は樋口に襲いかかったが、その直前で芥川が羅生門を飛ばした。
「羅生門______顎」
虎が真っ二つに切り裂かれ、おわーと気のない悲鳴をAは上げた。
「く…生け捕りの筈が」
『まぁ、そういう日もあるよやつがれ先輩。仕方ないし帰…ん?』
周囲に雪が降った。切り裂かれた虎の姿がぼやけて消え、3人がたじろいだ。Aがはっとして谷崎の方を振り返った。不敵な目でこちらを見ていた。
『今切ったのは虚像…つまり本物は…後ろだよ先輩!いけー!やっちゃえ〜!』
「僕に命じるな三宅。
羅生門________叢!」
ふたつの異能がぶつかり、まさにこれから___という瞬間、それはある人の一声で終わった。
「________はーい、そこまで!」
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君死勿 - 樋口「芥川先輩〜!?!?」←ってなってそうですね… (8月30日 13時) (レス) id: f169115c31 (このIDを非表示/違反報告)
和歌 - 素敵な作品ありがとうございます! (2022年8月17日 0時) (レス) @page1 id: 5bd59d973a (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - いえ!頑張って下さい! (2022年7月29日 12時) (レス) id: cf85aeee8c (このIDを非表示/違反報告)
しろみぃ(プロフ) - 彩さん» わーー!!ありがとうございます!!!!更新頑張らせて頂きます…!! (2022年7月29日 12時) (レス) id: 02d7799d85 (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - この作品大好きです!これからも更新頑張って下さい!私の心の癒しです! (2022年7月29日 9時) (レス) @page11 id: cf85aeee8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しろみぃ* | 作成日時:2022年7月22日 22時