悪戯が7回 ページ9
.
「なっ…」
「あなたは探偵社の…何故ここに?」
『きっ、消えた!凄い!!』
論点が違う人が1名。
「美人さんのたちは気になっちゃうものでね。こっそり聞かせてもらった」
「…まさか!」
樋口がポケットを慌てて探ると、そこには盗聴マイクがあった。
「…あの時に…では、私の計画を最初から見抜いて…」
『お莫迦いっちゃん』
「聞こえてますよA。家帰ったらしばく」
『きゃあ怖〜い。じゃ私は先輩にいっちゃんが家でいつも云ってる事ばらしちゃお』
「ぐっ…それも困る!」
べっと舌を出して樋口に対抗した。その後ろで探偵社の男性___基太宰が敦に声をかけていた。はっとして樋口が声を張った。
「生きて返すと思っているのか!」
「やめろ樋口、お前では勝てぬ」
「?芥川先輩、でも…」
Aも樋口を制し、とりあえず待とう?と微笑んだ。
「太宰さん、今回は退きましょう…しかし、人虎の身柄は、必ず僕ら、ポートマフィアが必ず頂く」
「…なんで?」
「簡単な事、其の人虎には闇市で懸賞金が懸かっている。賞金は七十億。」
「其れは随分と景気のいい話だねェ。」
「然り。探偵社にはいずれまた伺います。ポートマフィアは必ず、その七十億を奪う」
「では、武装探偵社と戦争かい?
_________やってみ給えよ、やれるものなら」
太宰が不敵に微笑んだ。
「零細企業如きが…我々はこの街の暗部そのもの!この街の政治、経済の悉くに根を張る!
たかが数十人の探偵社如き、三日と待たずに事務所ごと灰と消える!
我々に逆らって、生き残った者など居ないのだぞ!」
樋口がそういった。太宰は知ってるよ、そのくらいと答えた。
『Aも知ってるよ。貴方は誰よりもそのことを理解してるんだって事』
「然り。_____元、ポートマフィアの太宰さん」
太宰は、暗く透徹した目をしていた。
168人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
君死勿 - 樋口「芥川先輩〜!?!?」←ってなってそうですね… (8月30日 13時) (レス) id: f169115c31 (このIDを非表示/違反報告)
和歌 - 素敵な作品ありがとうございます! (2022年8月17日 0時) (レス) @page1 id: 5bd59d973a (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - いえ!頑張って下さい! (2022年7月29日 12時) (レス) id: cf85aeee8c (このIDを非表示/違反報告)
しろみぃ(プロフ) - 彩さん» わーー!!ありがとうございます!!!!更新頑張らせて頂きます…!! (2022年7月29日 12時) (レス) id: 02d7799d85 (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - この作品大好きです!これからも更新頑張って下さい!私の心の癒しです! (2022年7月29日 9時) (レス) @page11 id: cf85aeee8c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:しろみぃ* | 作成日時:2022年7月22日 22時