悪戯が2回 ページ4
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『ほ〜〜、探偵社にいる虎さんの捕獲?』
「そうだ。闇市で懸賞金が70億らしい」
『えっそれってせんべい何枚分?』
「何でもかんでもせんべいを基準にするな」
『だって、美味しいじゃないの、せんべい。せんべいは世界を救うよ』
「…そうか」
芥川は諦めた。ため息を着いたところで後ろから声が掛かった。
「あ、芥川先輩!とA!?」
『あ、いっちゃん!奇遇だね、ここで会うなんて!』
「そうだね、珍しい…じゃない!!朝はどこ行ってたんですか!!」
『え〜〜、おひゃんぽ!(お散歩)』
「何か言ってから行って下さい!妹も何も分からないって!言って!吃驚したんだから!」
樋口がAの頬をぐにっと掴み、わあわあ叫んでいた。Aもうぇえとなりながら言い訳をしている。
言わずと、Aと樋口は一緒に暮らしている。元々Aは樋口の仕事先で拾われた。当時の彼女は全くもって何もかもが無能であり、一人暮らしさせるにしても不安が付きまとうものであったため樋口がそれなら一緒に住まわせようとのことで今彼女は樋口家に居候している。
「…樋口、貴様探偵社に行っているのでは無かったのか」
「あ、あの。実は忘れ物をしまして」
「何をしている貴様……」
「すいません先輩!!!早く行きます!!」
『いっちゃん怒られてる…行ってらっしゃい〜』
ひらひらと手を振って彼女を送り出し、再び2人がその場に取り残された。
明らかにめんどくさいというオーラをしている芥川、楽しみなのかにこにこ笑っているA。
『それじゃ、いっちゃんからの連絡を仲良く待とっか』
「そうだな、今日こそ貴様に仕返しをしてやる。…羅生門」
『ぅぇ、ちょ、あははは!!!くすぐった…っひぁっはは!!!』
「羅生門・擽りだ、今までの分の僕の侮辱を味わうがいい」
『待って待ってやつがれ先輩ってAの急所知って…んひゃぁ!!』
____摩訶不思議な事に、2人はなんだかんだ仲がいいのが特徴である。
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君死勿 - 樋口「芥川先輩〜!?!?」←ってなってそうですね… (8月30日 13時) (レス) id: f169115c31 (このIDを非表示/違反報告)
和歌 - 素敵な作品ありがとうございます! (2022年8月17日 0時) (レス) @page1 id: 5bd59d973a (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - いえ!頑張って下さい! (2022年7月29日 12時) (レス) id: cf85aeee8c (このIDを非表示/違反報告)
しろみぃ(プロフ) - 彩さん» わーー!!ありがとうございます!!!!更新頑張らせて頂きます…!! (2022年7月29日 12時) (レス) id: 02d7799d85 (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - この作品大好きです!これからも更新頑張って下さい!私の心の癒しです! (2022年7月29日 9時) (レス) @page11 id: cf85aeee8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しろみぃ* | 作成日時:2022年7月22日 22時