悪戯が21回 ページ23
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『うわ!船爆発した!もしかして檸檬お兄さんが凸った!?
船沈んでる沈んでる!檸檬爆発してるすごい!
うわ!この前重力幹部達がぶっ倒した上級秘書官!おおっ、爆発してる!』
「実況が五月蝿い三宅」
『実況解説は三宅Aがお送りしてます!あ、そういえばA、檸檬お兄さんと話したことないなあ…是非とも話してみたい』
「話を聞け」
『よし、やつがれ先輩のもみあげ三つ編みでき…攻撃しないで!!怖いって!!』
メーデーメーデー。こちら芥川。キャラがおかしいのはご愛嬌にして欲しい。三宅の対処法求む。気がついたら僕のもみあげが綺麗に三つ編みされていた。思わず攻撃したが華麗に避けられた。
「…置いていくぞ貴様。」
『あ、それは無理だなぁ…なんだっけあの…眼鏡牧師さん?と帽子マダム。もうそろAいっていい?』
「相変わらず謎の名前を付けるのか…」
先日組合の刺客たる上級秘書官の身体に梶井が作り出した檸檬爆弾たるものを詰め込み罠に配置、現在爆発直後となる。Aが近くの建物の屋上からそれらをこっそり見ていた。芥川は頃合を見計らい、そこから飛び降りた。そして通信機で会話を続けた。
「近くの乗組員は僕がやる。女は貴様が何とかしろ」
Aが愉しげににかっと笑い、通信機に向かってりょーかいっ!と叫び通信を切った。自分の頭から1本髪を抜き、指にまきつけて異能を発動した。
『…髪を柿に。柿を武器に』
探偵社襲撃の時にも出した武器を手元に出し、軽く何度か空気を切ってから屋上を飛び降り、そして彼女は自身が「帽子マダム」と呼んだ女性の目の前に音もなく飛び降りた。それと同時に辺りの乗務員が芥川の異能によって刺し貫かれるのを見つつAは勢いよく武器を振るい、女性の胸元を切り裂いた。
「…っ!?」
『ごめんなさい〜、帽子マダム』
「………あなたは、マフィアの____」
A曰く「眼鏡牧師」が言い終わるより先に芥川の異能が彼を刺した。Aが武器を振るって血を落としながらうげぇ痛そうと顔を若干歪めた。お前も同じ痛い事をしているんだよとツッコミたくても現在ツッコミは不在である。
「潮風が_____胸に毒だ。
手早く済ませよう」
Aがその視界に芥川を再び捉え、安心したように目を細めた。そして、やっちゃえ先輩、と呟いた。
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君死勿 - 樋口「芥川先輩〜!?!?」←ってなってそうですね… (8月30日 13時) (レス) id: f169115c31 (このIDを非表示/違反報告)
和歌 - 素敵な作品ありがとうございます! (2022年8月17日 0時) (レス) @page1 id: 5bd59d973a (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - いえ!頑張って下さい! (2022年7月29日 12時) (レス) id: cf85aeee8c (このIDを非表示/違反報告)
しろみぃ(プロフ) - 彩さん» わーー!!ありがとうございます!!!!更新頑張らせて頂きます…!! (2022年7月29日 12時) (レス) id: 02d7799d85 (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - この作品大好きです!これからも更新頑張って下さい!私の心の癒しです! (2022年7月29日 9時) (レス) @page11 id: cf85aeee8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しろみぃ* | 作成日時:2022年7月22日 22時