悪戯が15回 ページ17
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『で！突っ込んで怪我したけど黒蜥蜴と一緒に倒して帰れたんだね！良かった！』
「…いや、Aは何してたんですか？」
『ボスにお呼ばれしてお嬢と遊んでた。ドレス試着会もしてたよ』
「おのれ白鶯の片方」
『わあ初めてそんな呼び方されたよ〜、樋口一葉ことやつがれ先輩おっかけ女子』
「やめてくださいそれはちがっ…痛っ！」
『ほら、そんなぎゃーぎゃー叫ぶと傷開くよ。おばーかいっちゃーん』
「うぐ…！」
ベッドの上で唸る樋口。その近くに椅子を置いてAが樋口の傷の手当をしていた。
『まあ…やつがれ先輩無事で良かった。本当は行きたかったんだよ。それだけは忘れないでねいっちゃん』
「知ってますよ。Aが誰よりも芥川先輩の事を思ってるんですから」
『…まー、悪戯するために毎日考えてるのは事実かな』
そう言いながら、Aは樋口の髪に触れて三つ編みを作り出した。
『…ねえいっちゃん。もし、Aがマフィア辞めてやる！って言ったらどうする？』
「何ですか急に。貴方らしくないですね」
『良いから。ちょっと思ったの！』
「…そうですね。Aがマフィアを辞めるだなんて事があるとは思いもしないですけど、多分芥川先輩と何かあったとかそこら辺になりそう…その時は、何としても残って欲しいですよ。芥川先輩だって、Aの事す…違う、嫌いじゃないですから」
『なーるほど。いっちゃんもA大好きなのね』
「そりゃあ、家族じゃないですか。生意気ですしムカつくし悪戯しかしないですけど、大好きですよ」
『聞き捨てならない言葉が聞こえたけど聞かなかったことにする。
…ありがとういっちゃん。あ、手当終わったから１回部屋戻るね』
「了解です。ありがとうA」
ささっと周りを片付けて、Aは部屋に戻った。片付けのセットをバットに変化させ、部屋の隅に立てかけておき、その流れでベッドにばふっと倒れ込んだ。
『…やつがれ先輩と、何かある…ねえ。
Aが仕事やらかしちゃってやつがれ先輩怒るとかそこら辺なのかなあ』
どちらにせ、芥川に悪戯出来なくなるのは嫌だあと思いながらAは目を閉じた。
ちなみにその5秒後に樋口の部屋から「何この顔の落書き！！！！！A！？！？」とご近所迷惑な叫び声が聞こえてまた修羅場が始まった。
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君死勿 - 樋口「芥川先輩〜！？！？」←ってなってそうですね… (8月30日 13時) (
レス) id: f169115c31 (このIDを非表示/違反報告)
和歌 - 素敵な作品ありがとうございます！ (2022年8月17日 0時) (レス) @page1 id: 5bd59d973a (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - いえ！頑張って下さい！ (2022年7月29日 12時) (レス) id: cf85aeee8c (このIDを非表示/違反報告)
しろみぃ(プロフ) - 彩さん» わーー！！ありがとうございます！！！！更新頑張らせて頂きます…！！ (2022年7月29日 12時) (レス) id: 02d7799d85 (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - この作品大好きです！これからも更新頑張って下さい！私の心の癒しです！ (2022年7月29日 9時) (レス) @page11 id: cf85aeee8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しろみぃ* | 作成日時：2022年7月22日 22時
