立てば水被り座ればクッションが鳴り歩く姿はパリピ ページ1
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その日も芥川は困っていた。何かと言わないがとても困っていた。顔にこそ眉間にシワがよって樋口がオロオロし出す程度には不機嫌さが出ていた。
それもそうなのだ。
芥川は先程、幹部の中原中也に呼ばれて部屋に向かい、部屋に入った時点で手前大丈夫か、と笑いをこらえた顔で聞かれた。芥川は分からなかったので大丈夫だと答え、とりあえず呼び出された話を聞いた。が、その間も中也はちらちらと芥川の顔を見て哀れみの目と笑いを含んだ目をしていた。そして話が済んで部屋を出たあと、部屋の外で待機していた樋口に言われた言葉で、真相を知ることとなる。
「先輩、頭に猫耳着いてます。」
樋口が差し出した鏡ごと猫耳が粉砕した。樋口が「それ一昨日買った鏡なんです先輩！！」と涙目で悲鳴を上げていたがそんな場合ではない。
『今日は…これで4度目だ。
今日の朝は何処の学校いじめかという様に扉を開けたらバケツの水が落ちてきた。2度目は椅子に座ったら置いてあったクッションが鳴った。おならクッションだった。3度目は髪に大量のカラフルなピンとサングラスをかけられていた。背中にIt's show time!と書かれた紙まで貼られていた。そして4度目は猫耳だ』
「芥川先輩、凄い早口ですしほぼノンブレスですとりあえず大変なことだけはわかりました」
『…三宅はどこだ』
「さっき嬉々として煎餅を買いに行きました」
『彼奴……』
そして一方当本人。
「せんべい〜は〜世界を救う食べ物〜♪投げたら武器〜あげれば餌付け〜みんな仲良し〜」
太宰が心中の歌を歌う様な、訳の分からない歌を歌っていた。
「あ、やつがれ先輩のポケットにせんべい突っ込んどこう。ビスケット叩いたら増える歌あるし！ポケットから美味しい香りがすること間違いなし！
さっそくやろう！」
にっこにこの笑顔をかましてヨコハマの街を歩いていた。
この30分後、マフィアビルに帰った三宅vsキレた芥川が始まり、ビル1階が消えかねないと思った樋口を筆頭とする黒蜥蜴一堂が2人を止めに入る事になった。
樋口は思った。あんまりだと。
そして、これは、そんな2人が送る、ハートフルでぶっ飛んだコメディーな日々の記録である。
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君死勿 - 樋口「芥川先輩〜！？！？」←ってなってそうですね… (8月30日 13時) (
レス) id: f169115c31 (このIDを非表示/違反報告)
和歌 - 素敵な作品ありがとうございます！ (2022年8月17日 0時) (レス) @page1 id: 5bd59d973a (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - いえ！頑張って下さい！ (2022年7月29日 12時) (レス) id: cf85aeee8c (このIDを非表示/違反報告)
しろみぃ(プロフ) - 彩さん» わーー！！ありがとうございます！！！！更新頑張らせて頂きます…！！ (2022年7月29日 12時) (レス) id: 02d7799d85 (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - この作品大好きです！これからも更新頑張って下さい！私の心の癒しです！ (2022年7月29日 9時) (レス) @page11 id: cf85aeee8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しろみぃ* | 作成日時：2022年7月22日 22時
