どうも神代類の妹です！ 2幕【プロセカ】【天馬司】

せぶんてぃー ページ30

さあ、雰囲気は壊れるがそこまでは良かったのです





スーパーでグミを買い、カップラーメンを大量購入して大変そうにしていた少女に手を貸してから、僕は待ち合わせ場所に行った。



あの子超可愛かった。長い髪の毛サラサラしてて絶対最高。




いや、そうじゃなくて。










『それで…瑞希、どうしたらいいかな』




「…ボ、ボクに聞かれても〜知らないなぁ〜Aの恋愛なんて〜(棒)」




『この前聞いてきたくせに…仕方がないね、今回のファミレス代は奢るよ…』


瑞希がやった〜♪と喜び、ポテトを注文したのを見てバレないよう、やれやれと小さくため息をついた。



「で、電話の内容だとさ…話の構想は練ったけど何の進展もない、それでもう締切が来そう、これで良い？」



『あってるよ、とても大問題なんだけど』






なんと、小説コンクールの締切が来週に差し迫っていた。なお物語はまだ半分。








「…Aは奏に似てるなぁ」


『？ごめん、何か言った？』



「んー、何でもないよ。…物語さ、別に、消化不良でもいいんじゃないかな？」





『…え？』




「少女漫画とかってさ、絶対ハッピーエンドで終わるじゃん。


でも、実際の恋愛ってハッピーエンドになるのは少ないよね？



別に片思いの話でもいいと思うんだけどな〜ボクは」




『それ言うなら、まだ分からない僕のそれも叶うかわからないになるよ…』



「あっ、ごめんごめーん…ま、Aが好きなように書けばいいんじゃない？

後2週間、されど2週間だよ。それだけ時間あれば進展、少しは起こせるよ」



「今までの進展のない時間は何になるんだい…」






瑞希の言葉を借りて、後2週間、されど2週間。







____……誰かを幸せにするストーリーを作るんだ。






笑顔にする、ストーリー。







時間は限られている。躊躇って二の足を踏んでいると前には進まないのだ。



『…分かった。







そうであってほしい、理想の未来を、物語にするよ』







「そっか〜…え？」

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