◇幽霊 森川くん! ページ2
入学1週間
後ろの席の森川くんはいつも1人
いわいる ぼっち ってやつ
話しかけてる人は見たことないし
授業中当てられてたことなんてない
まぁそこは羨ましいかも
まあ確かに森川くんは古いまん丸眼鏡に
綺麗にカットされた髪
昭和からタイムスリップしたような人だ
話しかけにくいのも納得ちゃあ納得
しかし
彼がこのままぼっち生活を送るのは見過ごせない
ほうずえをつき机で本を読んでいる
窓から入ってきた風で髪がふわりとなびく
髪に隠れて見えなかったが、全体的にととのって 綺麗な顔してるなぁ
ガタリッ
椅子を引いた
本を読み終わったのか、立ち上がり教室から出ようとする
「あ!やばっ!」
早足で教室をでかかる森川くんを追いかけ
肩をつかむ
「森川くん
その本面白ろそうだね」
クラスの人は目をまん丸にして見ている
やっぱり変な話題のだしかただったかなぁ
しかし、もっとびっくりしているのは森川くん
目ん玉飛び出そうなくらい目を見開いている
そこまで驚かなくても・・・
「あの· · ·そのっ」
モゴモゴと何かを喋ろうとする
「僕が見えるの?」
ん??
彼が今まで無視されてたのは
「幽霊なのっ!??!」
教室中に響く大声
エコーのように声頭の中で響く
「あっ· · ·えっ· · うん・・まぁ」
森川くんは申し訳なさそうに答えた
【幽霊 森川くん!・おわり 】
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