名字が同じなだけです！【wrwrd/ut】

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やった……
ついに来た……
これが……私がずっと来たかった
我々高校だぁああ！！！！
新しい学校の廊下をるんるんで歩きながら「今日から華のJK！」なんて浮かれた事を考えながらぽけ〜っとしていると後ろから明るい聞き覚えのある声


sha「あっ！A！！」


『しゃ、しゃ…っ、シャオ…！先輩！！』


sha「あっは、相っ変わらずやな…」


『は、はい……』


もうお気付きの方もいるでしょう。
そう、私は超が付くほどのコミュ障
前の中学で1年間くらい仲良くしてもらったシャオ先輩でもこの有様なのだ。


sha「大丈夫？お前友達できる？」


『そっんな……分かん…な、いです……』


sha「…ぼっちになったらまた俺が一緒に飯食ったるよ……」


『…う、…ありが、とうござ…います…』


sha「あ、それとお前そろそろ教室行かな時間的にヤバない？」


『うあっ、ほん…とだ。
く、くらすはみ…たけど
席とかま…まだ見てない……』


sha「やばいやん。」


『あ、う、じゃ！しゃ…おせん、ぱいまた…っ！！！』


シャオ先輩にお別れをして自分の新しい教室、1年3組に駆け足で向かう

幸い1年の教室は私が今いる廊下の辺りから割と近い。


『わ、ラッキー』


得した気分で思いっきり教室へ飛び込むと私の担任になるであろう先生とクラスメイト達の冷ややかな視線が私に注がれる
う……きまずい……
取り敢えず黒板に書いている席順通り扉側の席に急いで腰を下ろす。

はずかしい…


先「あー、えーっと……
…全員揃ったみたいだしチャイム鳴ってないけど時間あるし皆さんの自己紹介でもしますか？」


前言撤回。

全然ラッキーじゃないです。

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