妖怪退治 ページ12
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結局俺は立花さんと帰ることになった。特に何も話すことはなかったがずっと黙っているのも耐えられなくなって俺は色々聞いてみることにした。
良「えっと、立花さんって何が好きなの?」
葩「そうだね…こんなこと言うのもあれだけど…」
立花さんは、髪を耳にかけると静かに呟いた…。
葩「________妖怪退治」
何故だかわからないけど俺は、立花さんがとても恐いと思った…。同い年の普通の女の子なのに何故だかとても恐いと思った…。俺がしばし固まっていると向こうの方から見慣れた顔が見えた。
「「良多様ー」」
遠くの方で、飛天と天華が手を振っていたどうやら俺を迎えに来てくれた様だが今はまずい…普通の女の子が妖怪を見たらどんな反応をするか目に見えていた…。
でも彼女は…。
葩「やっぱり」
良「えっ?」
ビュンッ!
その音と共に、立花さんの手に何やら呪文みたいなものがびっしり書かれた巻物があった彼女はそれを素早く飛天と天華にめがけて広げ投げつけた。
飛「なっ!あれは!」
巻物は飛天と天華を覆って2人を巻きつけてしまった。
良「ちょっ!立花さん!?」
混乱する俺をよそに立花さんは、余裕そうに笑った。
葩「稲荷君ってさ、強い妖気を感じるんだよねあと他にもいっぱい、思った通り君って妖怪に気に入られる人間なんだね本当にいるとは思わなかったけどおかげで手間が省けた」
そう言い終わると立花さんは、巻物で巻いた2人に向き直るとニヤリと恐ろしく笑った…。
良「立花…さん…」
葩「滅べ!妖怪がぁぁぁぁ!」
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作者名:吾君ト | 作成日時:2015年3月30日 2時