022:暗闇に響きわたるは… (裏) ページ34
この話には、性的表現などの不適切な要素が含まれます。
また、無理矢理系で愛はありません。
裏表現が苦手な方は、飛ばして読むことをおすすめします。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「嫌…っ！！！」
…確かに、私は油断していたかもしれない。
きっと何かしらの罰はあるだろうと思っていたが、こうなるとは思っていなかった。
…考えればすぐ浮かぶようなことだったはずだけれど、きっとここ最近の雰囲気に飲まれてしまっていたのだろう。
背中に当たるシーツの感触。
手首を押さえるKAITOの手。
愉しげに歪められた口元…
身の危険に、私の心は急速に冷えていった。
…KAITOの掌が、腰の辺りを何回か往復する。
「…中々、いい体だ。
これなら、かなり高く売れるだろう」
「い…嫌っ…っ」
振りほどこうとした。
…でも、ピクリとも動けなかった。
将軍であるKAITOの力に、ただの女であるAが勝てるわけもない。
…昔、がっくんに腕を掴まれたことがあった。
あの時も、がっくんの力はとても強くて、私は動けなかった。
今思えば、あの時だった。男と女の間に、決定的な違いができてしまっていることに気付いたのは。
…でも、あの時は嫌じゃなかった。
むしろ、その力強さが心地良いと思った。
思った、のに、…今は、嫌だ。
その、愛撫というより、商品の値打ちを確かめているだけのような触り方に、Aは嫌悪感でいっぱいになっていた。
「嫌…です…っ、
やめてください…っ」
KAITOは、一瞬その端整な顔を無表情に戻した。
…だが、その次の瞬間には、また不敵に笑った。
「クク…ッ、案ずるな、すぐに良くなる」
ー…ﾊﾞｻｯ…
上に着ていた、重たい軍服を脱ぎ捨てる。
一つずつ、中に着ていたシャツのボタンを外していく。
ー…その隙間から見えた、鍛えぬかれた白い肌に、Aは顔を赤くした。
上を全て脱いだKAITO。
その次に、KAITOはAの服の裾をたくしあげた。
「ひっ…！
やだっ…、駄目ぇ…！」
「煩い」
服は脱がされ、ベッドの端から落ちてしまった。
…白い肌が月明かりに照らされて光り、Aは羞恥のあまり顔を覆い隠した。
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サーシャ - アサミさん» ありがとうございます！！ しばらく更新ができなくてお返事が遅れてしまいましたが、とても感謝しています！続編でもそのイメージを崩さないよう頑張りますので、良ければよろしくお願いします。 (2017年11月6日 21時) (
レス) id: 2ec897ff99 (このIDを非表示/違反報告)
アサミ - その文章力が羨ましいです！ＫＡＩＴＯはかっこいいし、レンくんは可愛いし！続きを楽しみにしています！ (2017年10月23日 23時) (レス) id: 4b0b8ba6fb (このIDを非表示/違反報告)
水無月 - 更新お疲れ様です！もう、ヒロインちゃんに惚れました(*´ω｀*) (2017年8月26日 21時) (レス) id: 3308dd359c (このIDを非表示/違反報告)
サーシャ - めんごねんさん» ありがとうございます！ そんなふうに言って頂けると、書いていてとても楽しくなります！！ これからも、楽しいと思ってもらえる様な文章を書けるように、頑張りますね♪ (2017年7月8日 7時) (レス) id: 2ec897ff99 (このIDを非表示/違反報告)
めんごねん(プロフ) - はじめまして！( *・ω・)ノこの作品を見つけて読み始めたとき、完全に心奪われました！！文章表現がとても好きです！更新、頑張って下さいp(^-^)q！ (2017年7月4日 21時) (レス) id: 568c7ed2fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サーシャ | 作成日時：2016年9月26日 21時
