82 ページ38
趣味の話題になった時に”絵が好き”と言って休日に描いていた絵を見せながら”ここの建物も描きたいのだが誰に聞こうか…”などと話していると
リ「第8の…」
後ろからリィの声が聞こえた。
『リィ中隊長、お疲れ様です。第8のA 青炎です。』
立ち上がって敬礼…はダメなので一礼する。
リィと少しばかり話していると後ろからトントンと肩を叩かれた。
女性1「青炎さん。リィ中隊長に伺ってみてはいかがですか?」
女性2「そうですよ。聞いてみましょう?」
と言ってくる。しかし、一応ここではリィではなくフラムの部下という扱いなのだが大丈夫なのかと考えていると…
リ「どうかされましたか?」
『あの、大したことではないのですが、ここの絵を描きたいのです』
リ「絵、ですか?」
戸惑ったように聞き返すリィに対して話をしていた女性達がリィに見ていたスケッチブックを見せる。
中はAが描いた絵がある。植物や風景が主だ。
リ「ホォ…上手ですね」
『ありがとうございます』
嘘を付いている様子もないので素直にお礼を言う。
リ「で、絵を描く許可でしたか?」
リィはちゃんと聞いていたらしく話を戻す。
『はい、大丈夫でしょうか?』
リ「えぇ、禁止の所でなければいいですよ」
ニコリと笑い、スケッチブックをAに返してくれる。
『ありがとうございます!』
Aも笑顔で受け取る。
用事があるからと建物に戻っていくリィを見ながら彼女達とどこを描こうかという話になる。
『(…これで建物の外観のみだけど大まかな間取りが分かるな…)』
絵が好きなのもここを描きたいと思っていたのも本心だが上手く任務に結び付けていく辺り黒い…
その後は彼女達と”絵は明日ですね”などの話をしてこの日は終わった。
102人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
レイ(プロフ) - 翡翠さん» コメントありがとうございます。報告を受け原作の方も確認しましたがここでの地域が“新宿区”のため管轄は“第1”になりますのでこのままにします。 (2021年6月9日 22時) (レス) id: 2c9468588d (このIDを非表示/違反報告)
翡翠 - あ、あの、61話の桜「それは第1の管区…」ってところ、第1ではなく、第7ですよ。 (2021年6月6日 14時) (レス) id: 985c3b27ad (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - 次の話が楽しみです (2020年7月8日 18時) (レス) id: 0e552ce067 (このIDを非表示/違反報告)
未羽(プロフ) - 更新、めっちゃ待ってます!! (2020年5月23日 18時) (レス) id: c79f5e12a9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:レイ | 作成日時:2020年5月6日 1時