【REBORN】傍観に徹しようと思います。9

ターゲットルールの標的が決まりました。 ページ10

「考えてみろよ、ツナ達がミルフィオーレに勝てばその後はどいつとでも好きなだけ戦えるぜ。少しの辛抱じゃねーか。なっ」

「.........急いでよ」

さすがディーノさん、恭弥君の説得の仕方分かってるなぁ。え、私はもので釣る戦法を取ってますが。

恭弥君ハンバーグを出したらすぐに従ってくれるんですよ。最低？ どうとでも言ってくださいな。

「ツナ、お前が決定しろ。そのメンバーでいいのか？」

「え......は、はい！」

ジャンニーニさんがやけに喜んでいる。ちょっと、戦いたくないからって！ 私だって戦いたくないんですけど！

そしてザクロさんがダレて地面に伏せているところを、モルセラさんが「僕だって出られないんだぞ」と言いながら蹴飛ばしていた。

何で戦いたいのか私には理解出来ません。

「それじゃあ今度は僕らミルフィオーレの参加戦士(メンバー)を紹介するよ。雲は最も頼りになる真7弔花の優しいリーダー、桔梗。晴は殺したいほど生ける屍、デイジー。霧は真実を語る幻影の巨人、トリカブト！」

「......！ それじゃあ足りてない！ お前達の霧の数は2だぞ！」

その指摘に白蘭さんとブルーベルさんが間の抜けた表情で「まあ！」、「困った」と言ったがすぐに戻り。

「なーんて言わないよ。前に言ったように真7弔花にはAランクの部下が一人につき百人ついてるんだ。もう一人の霧のプレイヤーはここに既にいるよ」

ボゥッと何もいなかったところから突然現れたお面のようなものを被った仙人を思わせる人物。

「トリカブトの部下、猿ね」

仙人でしょうよ。あの、七福神の......。

「さーていよいよ一番大事な勝敗のルールだけど、数あるチョイスのルールの中から最もシンプルかつ手っ取り早い____ターゲットルールでいくよ」

「た、ターゲットルール？」

「簡単なルールだ。お互いに敵の標的(ターゲット)となるユニットを一人決め、その標的がやられた方が負けとなる」

リボーンさんが例えれば将棋で言う王将と言った。そう考えた方が分かりやすいね。

「ちなみに標的はさっきのルーレットで既にチョイスされているんだよ。ルーレットボードの属性のマークに炎が灯っているだろう？」

「ミルフィオーレは晴！ ボンゴレは無属性だ！」

うん、確かに灯ってるね。

「標的となる属性に二人以上いる時はルーレットがランダムに一人を選ぶんだ」

ビッとジャイロルーレットから一直線に光が伸び、デイジーさんと正一さんに照らされた。

チェルベッロさんの登場です。→←どうやら私も戦わなくてはならないみたいです。

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