【REBORN】傍観に徹しようと思います。9

全くナッツは可愛いですね！ ページ48

「コンビネーション必殺技......何か、凄いんだね！」

「使わない手はねえ。全員匣兵器を開匣するんだ！」

「わ、わかった！」

皆が匣を取り出して次々と開匣していくので、私も一度息を吐き匣に炎を入れて開ける。

中から勢いよくアラレが飛び出し、皆の匣アニマルのところへ一直線に飛んでいった。アラレはやっぱり可愛いなぁ......。

「わあー！ さすがにこれだけ揃うと壮観だねー！」

「あとは雨イルカがブレインコーティング用の技をかけるだけだ」

「はい、では行きます！」

と、綱吉君の天空ライオンナッツが綱吉君の後ろをピッタリついて離れない。震えていて怯えている。うわ何あれ可愛い。

「こいつ......戦う時以外はメチャクチャ臆病なんだ......」

そんなナッツに獄寺君の嵐猫瓜が飛び掛かった。瓜に踏みつけられて変な声を上げるナッツ。大丈夫か。

「ナッツの奴、どこからどこまでダメツナそっくりだな」

「コラ瓜！ 何て恐れ多いことを！」

ナッツが半泣きになりながら綱吉君に飛びついた。そのまま私のすぐ隣で取っ組み合い(？)を始めるナッツと綱吉君。

......すぐ隣にいたから駄目だったのか、瓜が私の顔面に飛びついてきた。

「と、とにかく......この戦力でユニと柊さんを守る作戦をしっかり練ろう」

「......ってうわあ！ 痛い痛い！ やめてくださいやめてください頭の傷が開くううう」

「うわー！ いででで！ 爪が！ 刺さってる！」

「いいね綱吉君......綱吉君！」

「は、ハイ！」

その後獄寺君の救出により私の顔面から瓜が引き剥がされた。本気で痛いんですけど！ 全くしつけがなってない！ 可愛いから許すけど！

「ったく何なんだ？ この学芸会は......よくもまあこのガキ集団で生き残ってきたもんだ......」

「だからこそです。この明るさがあったからここまでくじけずに来れたんです」

やっぱりユニは天使だなあ......っと、瓜にひっかかれた傷口に絆創膏貼りたい、救急箱があったはずだけどどこだっけなー......。

・

翌朝。

数人に分かれて行動していたところ遠くから爆発音が轟いた。

「獄寺君とラルとγのいる地点だ！」

「あいつら、一撃で敵を仕留めてるといいがな......」

「ラルは病人だし獄寺君は怪我をしていて動けない......戦いが長引くとやばいからね」

私はとりあえずピッタリとユニに張り付いている。ユニもユニで私に寄り添うようにしてるから大丈夫大丈夫。ユニ可愛い。

さて、大爆発が起こってますが......。

ヴァリアーが到着した模様です。→←作戦会議を始めましょう。

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