【REBORN】傍観に徹しようと思います。9

デイジーさんは原作通り倒されたそうです。 ページ40

「ディーノさんと並中に落ちた真7弔花を倒しに行ったんです！」

「大丈夫かねえ？ 彼らの力を侮っていないといいんだが」

その言葉に綱吉君は不安を煽られたのか、堪えきれず無線で通信をディーノさんに繋いだ。

「ディーノさん！？」

『ツナか！？』

「良かった無事だっ！ あの、敵は並中にいたんですか？」

『ああ、目の前に化け物みてーなデイジーってのがいる。そっちはどーなんだ？ ユニとAは無事だろうな』

と言うことは修羅開匣始まったか......まずいな。

「はい......ただ、ザクロにアジトがやられて......俺達を逃がすために残ったスクアーロが......」

『何！？』

「今、俺達......5丁目の川平不動産て所に避難してます......あの、そっちは」

『待て！』

ディーノさんの切羽詰まった声の直後、無線機の向こうから炎の音が聞こえ。

『仲間と話してるよね......ユニ様とAさんもそこにいるんだよね......何処だよ！！』

『ツナ、後で連絡する！』

騒音を最後に通信は切れた。デイジーさん、絶対修羅開匣してたねこれ。

・

『ツナ、聞こえるか？』

再び無線からディーノさんの声が。ほっ、何とか無事そう......。

「え......はい、はい......本当ですか！ 雲雀さんが真7弔花のデイジーをやっつけたって！」

「わーすごい！」

「やったな！」

さっすが恭弥君！ さっすが委員長様！！

「もう大丈夫、これでユニとAは見つからないわ」

「はい」

横で天使の笑みを浮かべるユニを見て、私もとりあえず「ですね」と呟いておく。正直、モルセラさんを見つけるまで安心は出来ないんですが......。

「じゃああたしはこの辺で失礼するよ。しばらく旅に出て店は空けるから、好きなだけ自由に使うといい」

「ええ！？ ちょっ、急に......！ まっ待ってください！」

「まだおめーのこと聞いてねーぞ。何者なんだ？」

リボーンさんが川平さんに銃を向けて問う。って、先生までちゃっかりマシンガン向けちゃってるし！

「私は3年前にポックリ逝ったこの店のおばーちゃんの息子、川平ですが？」

「いやっ、そーいうことじゃなくて！」

「君達には一つ貸しだよ、じゃ」

結局何も聞けずに、ピシャンと扉は閉められてしまった。

「っていうか何やってんだお前！ 助けてもらっといて銃向けんなよ！」

「......どうもあいつは好かねえ」

武君達はアジトへ引き返すべく不動産を離れました。→←隠れてる時って寿命が縮みそうな気がしませんか？

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