【REBORN】傍観に徹しようと思います。9

白蘭さんが意味の分からないことを言い始めました。 ページ24

「そうだ、Aチャンもついでに頂いていこう！」

「ふぁっ！？」

突然の名指しに思わず変な声が出る。待て、この後は正一さんが引き止めるはずでしょうよ。

「な、何を！？」

「だって面白いじゃないか、Aチャンって正チャンの言う唯一の希望があったこの世界に、唯一存在していたんだよ？」

「えっ......？」

皆が訳が分からないという顔でどよめく。ちょ、やめて、視線が痛い！ 主にリボーンさんとかの視線が痛いよ！

「君達にとって救いの存在だったんじゃないかな？ ま、こうなったらそれも形無しだけど、Aチャンの面白さと不思議な特別感を称して側に置いておきたいな〜ってさ！」

「いや、待ってください！ 意味分かんないんですけど！」

「えー、話したじゃないか。ま、とにかくAチャンも一緒に頂いてくから......」

「待ってください！ 約束なら僕達にもあったはずだ......」

ありがとう正一さん！ 無理矢理原作に戻してくれて！ 本当にありがとうございます！

「覚えていますよね。大学時代僕と貴方がやった最後のチョイスで僕が勝った......だが支払うものがなくなった貴方はこう言った......"次のチョイスで遊ぶ時は、ハンデとして正チャンの好きな条件を何でも飲んであげるよ"......今それを実行します。僕はチョイスの再戦を希望する！」

「うーん、悪いけどそんな話覚えてないなあ」

おい白蘭さん、此の期に及んで見苦しいですよ。

「嘘だ！ 貴方が勝負事を忘れるなんて！」

「ムシが良すぎるよ」

「でも約束は約束だ！ 貴方はチョイスには誠実だったはずだ......」

「だからそんな話なかったって。ない話は受けられないよ。ミルフィオーレのボスとして正式にお断り。さ、Aチャン、こっちへ____」

辺りを絶望が襲ったその時。

「____私は反対です」

き、きたっ......！ 京子に預けておいた私の鞄の中身と、リボーンさんのおしゃぶりが眩く輝き出す。

「白蘭、ミルフィオーレのブラックスペルのボスである私にも、決定権の半分はあるはずです」

「ユニ......貴様......！」

ユニちゃんだあああ！ どうしよう！ すごいかわいい！ 抱き締めたい！！

「えー！？ あの娘がミルフィオーレのもう1人のボスー！？」

「やはりお前の事だったんだな。でかくなったな、ユニ」

「はい、リボーンおじさま」

ユニちゃ......さんはそう言って天使のような微笑みを見せた。

ユニさん本当に可愛いんですが。→←偶然が折り重なり過ぎて信憑性薄くなってますよ。

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